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グラインドハウス(2007)

年末にイーライ・ロス監督の「サンクスギビング」を観たのを機に、この映画の出発点となった、2007年のクエンティン・タランティーノ監督&ロバート・ロドリゲス監督の共作「グラインドハウス」をもう一度見てみようと、当時買ったDVDパッケージを出してきました。

このパッケージは何とDVD 6枚組で、内容的にもデザイン的にも凝りに凝った盛り盛りのパッケージに仕上がっていて、眺めているだけで幸せな気分になります♪

グラインドハウスというのは、60〜70年代に低予算B級映画を2本立て等で上映していた映画館のことで、ここでは、スター俳優が使えない分、中身のケレン味とハッタリで常識の範疇を超えるホラー、バイオレンス、セクシー路線の映画を楽しめたという話。

そんなグラインドハウス映画が大好きだった2人が、懐かしのグラインドハウスを最新の技術で、最高の内容で再現しようと取り組んだのが、この映画「グラインドハウス」で、それぞれが撮った映画2本と、映画のアタマに流れる広告や、イーライ・ロス監督、ロブ・ゾンビ監督、エドガー・ライト監督らによるフェイク予告編(これがまた本当に力が入ってて面白い!)まで、まるまる3時間以上、まさに"グラインドハウスで映画を観ている気分"にさせてくれるシロモノです。

さらに、当時は数少ないフィルムをあちこちの映画館に回して上映していたことから、フィルムに傷が付いたり、フィルムの一部が紛失したりと上映される映画は決して良い状態ではなかったというところまで再現する凝りようで、普通の映画を観ているのとは全く違うレベルの楽しさが味わえます。

実際にこの映画「グランドハウス」が作られた当時は、あくまでもフェイク予告編だった4作品なんですが、そのひとつ、ロバート・ロドリゲス監督の「マチューテ」が2010年に実際に長編映画として製作され(さらに2013年には続編も製作され)、16年の時を経て今度はイーライ・ロス監督の「サンクスギビング」が長編映画になって公開されたというわけです。

この冗談のようなホントの話がサイコーじゃないですか! 今回、「サンクスギビング」を劇場で観てから、「マチューテ」を見て、「グラインドハウス」を見て、特典映像として入っているコミコンでの監督&キャストのQ&Aセッションやインタビューをひとしきり見て、実に懐かしく楽しい気分になれたので、つい、こんな長文を書いてしまった次第…

全部まとめてオススメします。

コミコンでのQ&A
映画グラインドハウスのスケジュールw
マチューテ フェイク予告
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ナチ親衛隊の狼女 フェイク予告
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ドント フェイク予告
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サンクスギビング フェイク予告
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