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アイスクリームフィーバー(2023)

著名なアートディレクターの千原徹也さんが初めて監督したという映画「アイスクリームフィーバー」を観た。

登場する風景、小物、人物たち、音楽… 全てがとにかく可愛らしい、カラフル、ポップ!

映像が停まったり、シーンが飛んだり、画角が独特だったり、全編を通してかなり変わった演出がなされる、独特のデザインセンスに溢れる凝った画作りの映像作品で、その空気感がとても好きになりました。

お話の方も、途中までは気付きにくい"時制のギミック"を巧みに使っているのですが、そこに気付いても気付かなくても、この映画の不思議な魅力は成立するという新しさで、ふわっとした気持ちで繰り返し観たくなる一作です。

吉岡里帆さんがとても爽やかに美しく、モトーラ世理奈さんが独特な魅力を放ち、松本まりかさんの物憂さも素敵でした。

それぞれの人生の、それぞれの気持ちが交錯する悲しかったり、悔しかったり、でもホッとしたり、ちょっと幸せだったりする瞬間…

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