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ギャラクシー・オブ・テラー/恐怖の惑星(1981)

1981年のロジャー・コーマン製作、ブルース・D・クラーク監督作品「ギャラクシー・オブ・テラー/恐怖の惑星」を、実は初めて見ました。

日本では劇場公開されずビデオスルーになった作品。パッケージのイメージとタイトルだけは記憶にあったものの、わざわざパッケージを買うまでもないかと思って今日まで来たのですが、結局、海外でShout FactoryがHDリマスターのBlu-rayを発売したのを買ってしまった!

とある惑星で宇宙船リーマス号が消息を絶った。宇宙の支配者であるマスターは、調査メンバーを選抜しクエスト号で救出に向かわせる。その星には奇怪なピラミッドがあり、隊員たちはそこに潜入するが、1人また1人と謎の怪物に襲われ殺されていく…。

ロジャー・コーマンのニューワールド・ピクチャーズが「エイリアン」のヒットに便乗して作った低予算の"キワモノ"なのですが、それでも本作に関わった若い才能の知恵と工夫で、SF映画としてそこそこ見れるレベルに仕上がっています。まぁ、今の時代にわざわざ見るほどのレベルとまではいかないまでも。

「ターミネーター」を当てる前のジェームズ・キャメロンが、プロダクションデザインと第2班監督として参加して頑張っているのも見どころですし、怪物の設定に一工夫あって面白い。かと言って、わざわざ見るまでもないのですが。

高橋ヨシキさんの著書によると、本作に"ウリ"の要素として、監督の意志ではなくプロデューサー=ロジャー・コーマンの意志で付け加えられたのが巨大なイモムシみたいな怪物が美女を襲うシーンで、このシーンが話題になって本作はカルト的人気を獲得したのだとか! 低予算でも話題作りして映画を当てるという徹底したスタンスはビジネスマンとして凄いなぁと、ある意味尊敬してしまうのです(^^;;

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