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She Freak(1967)

Byron Mabe監督の1967年作品「She Freak」を北米版4KレストアBlu-rayで見ました。

ギレルモ・デル・トロ監督の「ナイトメア・アリー」の公開時に、往年の移動式カーニバルの貴重な映像が見られると高橋ヨシキさんが仰っていた作品です。

実際にその通りで、まるで移動式カーニバルのプロモーションビデオかのように、ズンタカ♪ズンタカ♪と陽気な音楽を流しながら、カーニバルでお客さんが楽しんでいる風景や、カーニバルの組み立てから撤収のプロセスなど延々とゆる〜く見せてくれます。

このへんは、ある意味、ホームビデオっぽい手触りで、(少なくとも体感としては)全編の1/3くらいはこういった映像なんじゃないかな?

お話の方は、片田舎の寂れたカフェで働く野心溢れる女性が、町にカーニバルが来たところに潜り込んで、カーニバルのオーナーの玉の輿を狙う様子が、さっきのカーニバル風景の合間、合間に挟まれていきます。

タイトルやパッケージから、ある程度お話の結末をイメージして見ているこっちとしては、残り時間も少ない中、この流れからどうやってそこに持っていくんだ!? …と首を傾げていたところ、最後に急転直下の展開がやってきて、98%たらたらとやってきたのが最後の2%できゅっと締まって映画が終わる感じでした。ほうほう、なるほど。

トッド・ブラウニング 監督の1932年の名作 「フリークス」の"非公式なリメイク"とWikipediaに書いてあったりしましたが、話運びといい、テーマ性といい、全くそんな感じはありません。

しかし、話は戻って、確かに1960年代の移動式カーニバルの様子がとてもたくさん見られるという意味では、大変貴重な映像作品でした。あんなにでっかいライドアトラクションが、全部畳まれてトラックになってしまうのは凄い! 「トランスフォーマー」みたい(°▽°) 手作業だけど☆

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