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スリープレス(2001)

新しいHDマスターを使用したBlu-ray「スリープレス <コレクターズ・エディション>」が発売されたので、久しぶりに見てみたダリオ・アルジェント監督の2001年作品「スリープレス」。

2005年発売のDVDで見たときには「こんなもんか…」って残念な気持ちで見終わった記憶があり、その後繰り返して見ていなかったのだけど、17年ぶり?に見たら、結構面白かった。

"ダリオ・アルジェント監督がジャッロ映画に帰ってきた"といわれた本作は、お色気シーンこそないものの、猟奇的な連続殺人&意外な犯人&驚きの展開みたいなジャッロ映画の基本に則っている。

あと、随所のアルジェント監督らしい凝った画作りにワクワクした。深夜に走っている列車の中で殺人鬼から逃げ回る女性の姿を電車の外から捉える映像とか、女性の隠れ方とか、あっちこっちに"らしさ"が溢れていて、実に楽しい。

荒唐無稽な部分もありつつ、意外と伏線を張ってちゃんと回収しているところがアルジェント作品らしからぬ部分で、まとまっちゃった感がなきにしもあらずですが、あまり深く考えなければ気軽に見れて、それなりに楽しいサスペンス・スリラーなのではないかと!

マックス・フォン・シドーの演技が味わい深い。ゴブリンが手がけた音楽も良い♪

【追記】でも、同じ系統だと、ダリオ・アルジェント監督の「サスペリアPART2」と「シャドー」の方がオススメかな(^^;;

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