マガジンのカバー画像

地域創生・地域ブランディング界隈noteまとめ

58
地域創生・地域ブランディング界隈のニュースや事例分析の他、マーケティングやデザインなど地域活性化やまちづくりに役立つnoteをまとめております。
運営しているクリエイター

#建築

01.市民の手でまちづくりがエンタメ化される話 (失敗談と今考えていること)

01.これから僕がやってみようと考えていること 02.この考えに至った経緯 03.ひらめいて人に勢いで見せてみた(半分失敗談) 04.『市民の手でまちづくりがエンタメ化される』とはどういうことなのか 上記、この記事の要点をまとめてみました。 岡田健太朗と申します。 人生で初めてブログを書きますので、初回は少しボリュームのある記事になります。お付き合い頂けると幸いです。 正直に綴っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 01.これから僕がやってみようと考

有料
10,000

02.観光客が求めることを研究しておもてなしを考える話

記事の内容 1.旅マエ、旅ナカ、旅アトのシーンによる要求の違い 2.旅マエの観光客は総合点で行き先を決める 3.外国人旅行者(インバウンド)の求めること 4.実際の地方のまちづくりの取り組み 5.まとめ SNSを通して、 若者の地方離れを緩和したい人と、週末の予定を立てたい人をマッチングすることでまちづくりをエンターテインメントとして多くの人に楽しく行なってもらえる仕組みを考えています。 本当に世の中の役に立つプロダクトをつくるために、 観光客が求めていることを研究しました

#2 うなぎの寝床という、九州ちくごのものづくりを発信するローカル拠点型アンテナショップを立ち上げた理由と背景、そして、地域のものづくりにおける役割とは?

うなぎの寝床は、九州ちくごのものづくりを伝えるアンテナショップとしてスタートしました。行政ではなく完全民間による運営です。アンテナショップというと、東京に地方の行政が出展するという形態が主流ですが、僕らは作り手がたくさんいる地域に、その地域の物がみれる場所をつくるというローカル拠点型アンテナショップを2012年7月にオープンしました。それは、あまりにも地域で、地域のものづくりが知られていなかったり、素晴らしい資源や人がいるのに、伝わっていなかったりする現実がそこにあったか

土地のポテンシャルを見極めて経済圏を作るお仕事-KURA COCOLONO-

僕は現在、山梨県の「とある場所」にある空き蔵と空き家を利活用したプロジェクトを進めています。プロジェクトメンバーから声をかけてもらいスタートしました。 その空き蔵を体験型のギャラリーとして活用して「KURA COCOLONO」と名付けました。 超過疎地のこの場所では60歳や70歳の方が「若手」と呼ばれるほどの場所で、目に見えて「地域の消滅」の一途を辿っています。 しかし実はこの周辺の土地は自然豊かなおかげもあって経済は元気で、観光地としても今後発展することが見込める場所

地域に根付く建築やまちを、市民と共につくることは、世界中でも起きている。だから「今」こそ世界と交流を図ろう!

前回とりあげた、tomito archiectureは、地域コミュニティスペース「カサコ」の設計に2年間を費やし、地域住民をはじめとしてたさまざまな人々との交流を図りながら、具体的な設計を進めてきたそうです。これまでのように、依頼→設計→竣工→終了ということではなく、そもそも何が必要なの?ってところから、場合によっては竣工後も建築家が介在していくという流れは、建物の大小に関わらず、この10年でより大きくなってきています。 建築家のスタンスや関わりの度合いは異なりますが、たと

住宅街に現れたグルグルすべり台!?「壁」を取ったときのポジティブ妄想力で、小さな小学校の再生が、エリアの問題をも解決!

さて、今回のデンマークレポートは、前編「夜遊びの祭典「ディストーション」...」に続き、住宅街へ突入していった編(後編)です。 池沿いの一本裏の骨董通りをあとにして、ぐいぐい住宅街へ入っていくと、 うぉ〜。。上から、なんだ、このグルングルンすべり台は!! 離れてみると、、集合住宅の合間に現れた公園? でも敷地の端っこに建つ建物が以外と大きい。ガラス張りの1階をのぞき込むと、爆音ミュージックをバックに、子どもたちが全力でぴょんぴょん跳ねまくってる!!! なんだ、、この施設

100年の時を越え、台北の酒造工場が市民に開かれた巨大クリエティブパークに!文化人たちが立ち上がり、政府が受け入れ、誕生した「華山1914創意園区」

さて、地理がつかめていないので、2日目もまずは徒歩で。東門市場から昨日とは逆に西側へ少し歩くと、「中正記念堂」の裏側。28年前と変わらない鮮やかなブルーの屋根。白い塀の向こうの公園にも惹かれるけど、それを横目に今日は北へ。 バス停にベンチ。 集合住宅の1階にもベンチだらけ。日本でこうあるべきだと吠えていることが、ほとんど実現されているのか、この台北では... 歩道にもベンチ。そう、お店がなくたって、公園じゃなくなって、どこにだってベンチ(座れる場所)は基本必要なんで

公園リノベーションの時代はすぐそこに!公園は公園だけでは成り立たない.周辺にカルチャーを持つ街があってこそ.ポイントはエッジデザイン.instagramの写真から公園を考えてみる.

台北レポから少しはずれて、今回は「公園」について考えてみたいと思います。近年、都市や建築に関わる人のなかでは、ニューヨークにある「ハイライン」や「ブライアント・パーク」といった公園が、人気があったりします。 「ハイライン」は高架貨物線跡を空中緑道として再活用した長さ1.6kmの公園で。 「ブライアント・パーク」はニューヨークのミッドタウンにあるオフィスビルに囲まれた公園です。 「日本にもニューヨークの『ハイライン』みたいなのが欲しいよね。」「『ハイライン』ってのは、こう

1階づくりはまちづくり!株式会社グランドレベルを設立し、3331アーツ千代田にてパーティーを開催。グランドレベルが変われば社会が変わる!?

2016年9月1日、パートナーの田中元子が株式会社グランドレベルを設立しました。これまで設立へ向けて、いろいろとサポートいただきました皆様、ありがとうございました! 「9」月「1」日は、「g」round「l」evelの日として、この日を設立記念日にするのだという田中の想いもあって、起業を思い立ってから半年ほど待ち、無事に登記は終了しました。というわけで、同時にホームページもリニューアルしました!ちなみに新しいロゴは、BAUMの宇田川裕喜さんにデザインしていただきました。

公園ってエッジデザインひとつで、こんなにも魅力的に!台北「永康公園」と大阪「靭公園」に見た、公園と街をつなげるデザインの可能性.

暑さも過ぎ去ってしまえば、寂しいもの。ってことで、今日は台北のフワフワかき氷&ぷりぷりのマンゴの写真で、少し暑さを思い起こしながら、前回の続きで、台北と大阪で発見した良い公園のお話を。 まずは台北から。この日の台北は、滞在していた東門から徒歩数分の「永康街」エリアを歩いていました。「永康街」は、台湾レポートの最初の記事で取りあげたエリアです。 幸福度アジアナンバーワンを支える豊かなグランドレベル! 台北「永康街」を歩く編 このエリアの中心には、「永康公園」という三角

何もないまちに建つ団地の1階がカフェになったとき。栃木県さくら市「NO NAME CAFE」が教えてくれる「ない」は「ある」ということ。

今年に入ってから3回目の栃木。2016年のゴールデンウィークの最後は、栃木県さくら市と日光市の(1)田舎に建つ団地の1階にあるカフェ「NO NAME CAFE」(2)中禅寺湖畔に建つ「旧イタリア大使館別荘」(3)日光の西参道裏で見つけた雑貨屋「TEN to MARU」を巡ってきました。これから3回に分けて、都心から車で約2時間の場所にあるヤバイグランドレベルのレポートです。 最後に登場する日光の雑貨屋「TEN to MARU」の店主・渡辺直美さんにはじめて出会ったのは正月休

公園を哲学しよう!コペンハーゲンの「Superkilen」に見る、公園の知られざるチカラ.地域の問題を解決し、場のポテンシャルを最大限に引き出す.

グランドレベルという会社をつくる前に、ヤン・ゲールに会いたいと突然言い始めた代表の田中。気づけば1月のコペンハーゲン。毎日、極寒の日々でしたが寒さを吹き飛ばすくらい、目に飛び込むものすべての物事に興奮し続ける充実の一週間でした。そこで見たこと考えたことの一部は、これまでのいくつかのレポートで紹介させていただきました。しかし、ひとつまだお話していなかったある公園の話があったのです。 それが「Superkilen」(スーパーキーレン)という公園(photo=Comrade Ki

100年前、7000以上のベンチによって繁栄した街があった!ベンチで育くまれたシビックプライドが、現代の市民をも突き動かす感動の街・セントピーターズバーグ。

追記2017/9/21:2017年9月1日、グランドレベル会社設立1周年を記念して、「JAPAN BENCH PROJECT/TOKYO BENCH PROJECT」を立ち上げました。ぜひこちらのサイトをご覧ください。 http://japanbench.jp/ とってもお久し振りです。今日から「ベンチ研究家」も肩書きに加えたいと思います。グランドレベルの大西です。今回はとんでもないベンチのお話です。調べてた限りほとんど見当たらないので、日本ではそれほど知られている話では