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地域創生・地域ブランディング界隈noteまとめ

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地域創生・地域ブランディング界隈のニュースや事例分析の他、マーケティングやデザインなど地域活性化やまちづくりに役立つnoteをまとめております。
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#地域活性化

“地方創生”は「配分」ではなく「創りだす」ことではないのか?

地域活性という分野に興味を持ち始めてから、いろんな地域活性というお仕事のかたちを知ってきた。 地域活性というものには定義もゴールもなくて、人それぞれなのだということを大前提に 地方自治体から都内の企業がお仕事を受注して、その地に何らかの形で還元をするという地方創生になんっか違和感を抱いていて。 このツイートを拝見して、きっとこの違和感は、それが「配分」でしかないからなのでは?と思った。 都市または他の地域にある資源(ヒト・カネ・モノ・情報など)を配分しているだけで、マ

「地方創生」の勝ち負けを分けるモノ

昨年度より、地方創生支援人材として北海道奈井江町に派遣されています。最近インフレ気味に使われている「地方創生」という言葉ですが、ハッキリと定義できているでしょうか?「地域活性化」「地域づくり」「地域おこし」といった言葉とごった煮で使われがちな傾向ですが、こういった霞ヶ関発の政策スローガンには明確な目的が存在します。 「地方創生」とは急激な高齢化と少子化といった人口構造の変化や、地方における財政ひっ迫と税収低下といった財政構造変化に対して、再編的施策を考えていく取組みとなりま

市民が主役の公園活用:公園における市民協働の実践 #03

前回は市民協働による公園づくりのお話でした。では、公園の運営や利活用においては市民のみなさんとどのように協働していくのか、また、市民みなさんの活動を支援する仕組みはどのようにつくっているのか。今回はそこに注目します。 実践06:小規模公園活用プロジェクト公園づくりはあくまでソフト(サービス)が先であり、ハードありきではないと、高井さんは述べています。前回ご紹介した公園再配置計画でも、ソフトとハードの両面を盛り込むことにこだわったそうです。その大事なテーマである“小規模公園の

FBページフォロワー11000人!世界中へ神戸の魅力を発信する『PROJECT KOBE』 から須磨の皆様へご提案

伝えきれなかった『MOTTAINAI SUMA』2018年4月12日に開催されたSUMAチョロっとかいぎvol.5《MOTTAINAI SUMA》でお話頂いたPROJECT KOBE代表バスコムさんから、セッションタイムで伝えきれなかった内容をまとめて頂けました(^^) とても参考になるご提案、ぜひぜひ皆様に知って頂きたいです。 →PROJECT KOBE 公式webサイト →PROJECT KOBE facebookページ Attracting Visitors to S

いよいよ日本でも始まった「BID制度」   |日本の商店街制度と市民参加型まちづくりとの比較

3年間勤めた仕事を離れ昨年6月にロンドンに来てから1年半、修士号も先月に無事に納め、英語もそこそこ喋れるようになったところで、日本へ帰国するまで残すところあと少しとなりました。 今回このブログでは、ここロンドンで、自身の修士研究とインタビュー調査を通じて調べてきました「BID (=Business Improvement District)」という地域活性化制度について書きます。またその動機ですが、この1年を通じて学んできたことを、帰国後に他の人にも伝えられるよう、このタイ