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再度、今後の鉄道趣味との向き合い方について考えてみた(後編)

(前編はこちら)


前編のまとめ

このところ、思うようにお目当ての被写体(鉄道車輌)を撮れないなど鉄道趣味を楽しめない状況が続いており、さらにプライベートや職場でのあれこれも重なり気が滅入っているところ。
本来楽しみの場であったはずの鉄道趣味の分野で、後ろ向きの感情をこじらせてしまうのは、自分にとって辛いですし、何より周囲の家族や友人諸氏にとっても申し訳ないので、自分のなかで気持ちの整理を付けなければと考えていました。

当面の現実的な対処法

阪急京都線9300系準特急「くまのがっこう」ヘッドマーク掲出編成
南海空港特急ラピート「大阪・関西万博」ラッピング

今後、関西の私鉄については、趣味対象を阪急電鉄、能勢電鉄、南海電気鉄道(南海電鉄)、泉北高速鉄道、阪堺電気軌道、叡山電鉄といった比較的ヘッドマークやラッピング電車などを取りこぼさずに記録できている事業者のみに絞ろうかと思います。
そして、他の事業者(阪神電気鉄道(阪神電鉄)や山陽電気鉄道(山陽電鉄)、京阪電気鉄道(京阪電鉄)、近畿日本鉄道(近鉄)など)については一定の距離を置き、タイミングが合う時だけ記録できたら幸いというスタンスにするのが一番ストレスの少ないやり方なのではという結論に至りました。
もっとも、趣味対象とする6社についても、ヘッドマークやラッピングといったネタの取りこぼしは時折あるわけで、厳しい方からすれば「お前はまだまだ」と苦言を呈されても仕方がありません。この不寛容かつ理不尽な論理については、次の段落で反論させていただきます。

見に行けなくても、撮れなくても、ファンはファンでいい


ネタを見に行けない、撮れないのならば、その鉄道会社のファン失格だ・・・
そこまで思いつめた私に対しては周囲からいろいろな声がありました。
「他の鉄道ファンの方が撮影した写真を楽しく見るだけでもいいのでは」
「もろもろの事情で撮りたい電車を撮りに行けないのはあなただけではない。それだけでファン失格とか言われる筋合いはないし、不愉快だ。」


たびたび誤解を招きかねない言動を続けてしまったため、今一度整理しますが、思うように趣味活動ができないのなら鉄道ファン、一部の鉄道会社のファンを辞めなければいけないとまで考えたのは本心ではなく、精神的に追い詰められて負の思考のスパイラルに陥ったなかで、自分を追い込むために使った言い回しです。
それゆえ、何も他の方にその考えを強いる意図は一切ないわけで、ただただ不快な思いをさせてしまい、また誤解を招いてしまい、今はひとえに申し訳ない思いです。
 
あくまで、今は自分がしんどいから一部の鉄道会社から距離を置くだけ、追いかける対象にする鉄道会社を厳選するというだけに過ぎないのであって、たとえ誰であっても、忙しくてなかなかその鉄道会社の列車を見に行けなくても、今までどおりその鉄道会社を好きでいていいというのが結論です。
自分がしんどくなければ、何も一部の鉄道会社から距離を置くという極端な思考に陥る必要はないと思います。
たとえばコロナ鬱や薬の副作用による暴言がもとで距離を置かれた友人たちとの和解が実現する、もしくは今より仕事の調子が良くなるなどといった形で精神的な安定が得られれば、それらの鉄道会社の推し活も以前のように再開しますし、「X(旧Twitter)」もしくはそれに類するSNSへの写真投稿も本格再開するつもりです。

結び

以上、長くなりましたが、ここ半年近く鉄道趣味との関わり方で悩み、自分を追い込み、楽しみの場を台無しにし、周りの方を悲しませてしまった自分への反省と、今後の方針を綴ってみました。

思うようにネタを見たり撮ったりできなくても、旅行に出られなくても、他の方と比べて自分を追い込まないようにすること。なかなかネタを見たり撮ったりできなくても、鉄道趣味や鉄道会社を嫌いになる必要はないこと。そう思えるよう、少しでも精神状態がマシなうちに認知の仕方を変えていくことこそが解決方法だというのが結論です。

たとえ趣味だけでなく、同時に仕事や人間関係でも問題を抱えていたとします。
それでも、趣味は仕事と違って優劣や上に好かれることを競うものではないので、「自分は趣味も駄目、何をやっても駄目」と決して思わず、自分のペースに徹し、他人の考えや忠告も受け入れ、お互い最良のペースで楽しむ余地がまだまだあるのではと思いました。

仕事や人間関係の件は自分のなかでまだ整理が付いていませんが、今後はせめて趣味についてだけは向き合い方を改め、お互いを尊重しつつ自由に楽しみ、適度なストレス解消に繋げられればというところです。(おわり)

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