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2024年7月7日バファローズ対ファイターズ戦観戦記

先週の7月7日(日)、京セラドーム大阪で3週間ぶり今季5度目となるオリックス・バファローズの公式戦を観戦してきました。

この日の対戦相手は北海道日本ハムファイターズ
アニメ「ラブライブ!」シリーズの「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」とのコラボ試合として開催されており、試合そのものだけではなくコラボイベントも目当てに現地参戦を決めた次第です。


「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」コラボイベントの様子

当日はライト外野の通路に同作の出演キャラクターの等身大パネルが設置され、多くのファンが撮影に興じていました。
また、同作に出演されている声優さん2名(菅叶和さん(大沢瑠璃乃役)、月音こなさん(藤島慈役))が始球式をされたほか、試合開始前のスタメン発表のアナウンス、ファウルボールへの注意喚起(一部)を同作の声優さんが担当されました。

先発投手はバファローズがエスピノーザ投手、ファイターズが伊藤大海投手。
両軍が誇るエース級投手同士の対戦で、試合前の時点では先制して最低限の得点でリードを守った方の勝ちという展開を予想していました。
バファローズは最近当たっている太田椋選手をコンディション不良で欠く状況ですが、それでも出場している選手で早い時間帯に先制できればというところでした。
3回まで両軍投手とも0に抑え、均衡状態が続くなか先制したのはバファローズ。
4回裏2アウト一・三塁よりセデーニョ選手タイムリーヒットで1点を先制。このままリードを守って逃げ切る形かと一度は思いました。
しかし5回裏になると、先頭打者のマルティネス選手がデッドボールで出塁したのを皮切りにファイターズがチャンスを広げると、五十幡亮汰選手セーフティスクイズでスコアは1‐1の同点に。
なおもファイターズのチャンスは続き、この日プロ初の4番打者の大役を任された水谷瞬選手が2アウト満塁から2点タイムリーを放ちスコアは1‐3。ファイターズがエスピノーザ投手を打ち崩し、試合をひっくり返しました。

蓮ノ空女学院の勝利の女神たちはバファローズには微笑まないのか・・・
一瞬悲観的思考に陥りそうになりましたが、6回裏にこの回先頭の西川龍馬選手がヒットで出塁。その後後続の選手がチャンスを広げ、勝負強い宗佑磨選手タイムリーヒットとなる二塁打で一挙同点に。
そして、続く「ラオウ」こと杉本裕太郎選手が2アウト三塁から左中間に5号2ランホームランを放ち、スコアは5-3。バファローズが再逆転に成功しました。

その後の8回裏には、若月健矢選手にも2号ソロホームランが出て、最終的にリードは3点となっています。

また、怪我から復帰したばかりの福田周平選手が元気にヒットを放っていたのも明るい話題でした。

7回表に古田島成龍投手が登板

先発のエスピノーザ投手は4回表こそ失点したものの、5回6回は見事に立ち直りランナーを進めない見事な投球ぶり。継投陣に後を託して降板しました。
7回表のマウンドを任された古田島成龍投手は完璧な投球で抑え、客席のあちこちで発売間もない「古田島優勝」タオルが掲げられていました。
8回表のペルドモ投手、9回表のマチャド投手も見事0点に抑え、6-3でバファローズが勝利。

試合後のヒーローインタビューには同点打を放った宗選手、逆転2ランを放った杉本選手の通称「ラムネ」コンビが呼ばれ、杉本選手が珍しく盗塁を決め、それを受けた宗選手が先制タイムリーを決めた前日6日のヒーローインタビューに続き軽妙な掛け合いで場内を沸かせてくれました。

宗選手と杉本選手のヒーローインタビュー

現地入りがぎりぎりとなり、無料配布のフリーペーパーにありつけなかったこと、スタグルに付属している蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブのコースターが品切れになっていたことなど心残りもありましたが、等身大パネルを撮影したり、始球式を見物したりとなかなか楽しい試合になりました。
フリーペーパーについては、来季以降継続してコラボ試合を開催する場合は増刷があっても良いのではと思います。

コラボペーパーコースターの品切れを伝える掲示
事前に通販で入手したコラボグッズ

パ・リーグの全6球団が主催試合のうち1試合を対象に実施している「ラブライブ!」シリーズコラボは、2022年シーズンに続き二度目の開催となりました。このコラボはプロ野球ファンだけでなく、アニメファンのうち普段球場にあまり足を運ばない層にもプロ野球に関心を持ってもらえる良いきっかけとなるので、今後も継続して開催されることを期待したいです。
欲を言えば、ファウルボールへの注意喚起アナウンスは全て声優さんによるものとし、イニング間にも特別な演出を実施するなど、より徹底した形でコラボ試合を開催して欲しいのですが、これは「ラブライブ!」シリーズに興味のない観客も多いことを考えると一朝一夕には解決しない課題かもしれません。

ちなみに2022年シーズンはバファローズ主催試合のうち、7月8日(金)に開催された千葉ロッテマリーンズ戦が、「虹ヶ咲学園スクールアイドル研究会」のコラボ試合として開催されました。
「虹ヶ咲」→「蓮ノ空」と来て、三度目の「ラブライブ!」コラボ企画が実施された場合どの作品がバファローズ主催試合に割り振られるか気になるところです。


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