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介護は戦だ! GB包囲網作戦…のこと

はじめに。

これは認知症の両親をほぼ十年にわたって介護していたころの記録です。
これから約半年ほどをかけて、おおむね毎週、1騒動ずつ掲載してまいります。

もともとはわたしがこつこつ書きとめていた介護記録といいますか、防備録のようなものです。介護が一段落したところでブログに書き、のちにまとめて自費出版しました。
じつは、父と母が長年お世話になった主治医の先生から、
『ねえ、娘さんは文章書く人なんでしょ? じゃあさ、書いてみたら? じつをいうとこれだけいろいろあったご夫婦って、わたしの患者さんにもあまりいないんだよ。書いてごらんよ、きっと面白いよ〜』
とすすめられたこともあり、それではというので書いてみたわけです。
書き終えてみたら、まあ、介護っちゅうのは過ぎ去ってみるとなんと面白いことの連続だったんだろう…というのが正直な気持ちです。
ことの真っ最中は青くなったり赤くなったり肝が冷えたり潰れそうになったりと、いろいろでしたが。

さて、作中のGちゃん(じいちゃんの略)が父、Bちゃん(ばあちゃんの略)が母です。
ふたりともアルツハイマーでした。
介護制度を利用しない介護を6年、利用しての介護を6年。

時系列としては、

『倉庫街の悪夢〜家族介護敗北考』
『GBの二回崩れ〜介護申請失敗〜大崩れ』
『幕間1』『相模の乱』『GBの大乱』

次が
『幕間2』

ここからが大詰めとなり
『序』の『事変勃発・Bちゃんの入院』の事変はここで起きます。
続けて
『本戦』
『最終戦』

となります。

Bちゃんは施設に五年と少し、Gちゃんはグループホームに三年ほどお世話になりました。
Gちゃんが先立ち、葬儀、後見人手続き、諸手続き、相続が入ります。
二年後にBちゃんが旅立ち、葬儀、相続、諸手続き、古家の処分となります。
その後、手続き完了して税金対策含めて全部が片付くまで約2年を要しました。


わたしは一人娘。小説書きです。
介護のために商業誌の仕事から離れました。今は無職です。といっても、同人誌を作ってみたりイベントに参加したり、ときどき自主配信したりしていますので、フリーランスの物書きであります。

介護保険と現行の介護制度の説明ないしは描写については、十年前と現在とでは多少の違いがあるかと思われます。ご留意をお願いいたします。

というわけで、これから介護をされるかたへ、すこしでも予備知識といいますか、お手助けができれば。と、出版内容を全編、無料配信いたします。
笑って読んでやってください。


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