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8月。 Gちゃんは精神病院へ保護入院の身となり、とりあえず酷暑漬けの日々は終わった。 せん…
かかりつけ内科医の紹介状を持って、精神病院へ行ったのは午後のことで、外来の患者 さんはひ…
Gちゃんは要介護2。 しかし日常のことはほとんどできない。 介護士さんの訪問日数をさらに…
Bちゃんのリハビリが始まった。 立ったり歩いたりはできないが、ベッドに横たわったまま足を…
松の内を過ぎるころ、さすがのGちゃんも寒さに悲鳴をあげ、ほったらかしてあったストーブを小…
GBの世代は(例外はもちろんあるであろうが)高齢者介護施設に対して、いい印象を持っていな…
Gちゃんが不思議世界にどんどん入って行くのと入れ違いに、Bちゃんはゆっくりと浮世へ戻って来つつあった。 11月、Bちゃんは意識がもどる時間が増え、声をかけて手を握ると、弱々しくではあったが指を動かして、反応してくるようになった。 まだ人工呼吸器は取れず、管を口にくわえているので声は出せない。 腹腔内の状態は一進一退からしだいに回復へと好転し、内部の悪いものを外へ出す処置が功を奏し、あらたな抗生物質の投与、透析などのいくつもの手当を受けて11月半ば、Bちゃんはついに危地を脱
Gちゃんの見守りも兼ねて、私は実家の家の中の片付けを再開した。 ゴミ溜め一歩前の小屋をな…
その年の秋。 結腸が破れたBちゃんは市立病院に緊急搬送され、6時間に及ぶ手術の後、入院し…