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日常系の怖いストーリー書いてる。
エネルギーたくさん使うなぁ、と実感してる。
『干される恐怖』サイドと『吊るされる恐怖』サイドの非対称性、表現の実験も兼ねててるから分量はそう多くないが、なかなか進まない。
ホラーほんと難しい。
対称図をマガジンにまとめました。
今のところ3話です。
あと何話か続きます。
最後の攻城戦・Gちゃんグループホームに入る
8月。
Gちゃんは精神病院へ保護入院の身となり、とりあえず酷暑漬けの日々は終わった。
せん妄(幻覚と幻聴)はいまだおさまらず、怒りも減じていない。
私のもとへもひっきりなしに電話がかかってくるが、公衆電話の表示であれば電話に出ないという方針を貫いて相手をしない日々が続いた。
Gちゃんからの電話が鳴るのを耳だけで聞いて、私は次なる戦への備えに移っていった。
入院中であっても、眼科と心臓外来には通
米騒動・ツチノコ騒動
Bちゃんは退院後にも、定期的に通院する必要があった。
担当の医師の診断を受けるためなのだが、診断前にX線撮影や血液検査があり、それらの結果が出てからでないと診察が始まらない。
予約をしてあっても3時間待ちはよくあることで、なにせBちゃんはまだ、車椅子に長時間座っていられる体力がないから、診察終わりのころは可哀想なくらいグッタリ…ということになる。
さいわい施設は病院のすぐそばだ。診察が終わると
要介護1から要支援1?
松の内を過ぎるころ、さすがのGちゃんも寒さに悲鳴をあげ、ほったらかしてあったストーブを小屋から出して使うと言い出した。
「ファンヒーターでしょ? いきなり点火すると臭いかもよ。最初の一回は外でやったら?」
と言ったのに、
「でえじょぶだ」
自信たっぷりに室内で点火し、黒煙もくもくの異臭まみれになった。
ゲホゲホッ、言わんこっちゃない。
「バーサンが安物買うからこういうことになるだ」
って、安物