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世界一住みたい場所タスマニア

2023年6月29日に1年2ヶ月ぶりに日本に帰国したたけとです。
久しぶりに日本の夏を体感して、あ〜帰ってきたなと。
今回は約半年間住んだオーストラリア・タスマニア島についてシェアしたいと思います。

世界一住みたい場所タスマニア・デボンポート

オーストラリア本島からタスマニアへは船か飛行機で行くことができます。そして唯一本島からの船が止まる港町がデボンポート(僕が住んでいた町です)。町自体はすごく落ち着いていて、住むにはぴったり!言葉では表せないほど、僕の心が揺さぶられた町。今でも、初めてデボンポートに着いた日のことを覚えています。本島から約11時間船に揺られ、台湾人の友達が港まで僕たちをピックアップしにきてくれました。12月10日午後9時ごろ、ちょうど夕日の時間帯でした。夏のタスマニアは9時半くらいまで外が明るく、僕たちがついた時はいよいよ夏が来る手前だったかなと思います。夕日がとにかく綺麗で、こぢんまりとした町。「ここに住むんだ!」とワクワクしたと同時に、着いた瞬間に「ビビッと」と感じたのを覚えています。あと、タスマニアは世界一空気が美味しいと言われていて、本当に空気が澄んでいます。なんでこんなにタスマニア&デボンポートが良かったのかを言語化してみたいと思います。

船からデボンポートの町を撮った写真


1、スペースがあるといこと

このスペースがあると言うのは、物理的なスペースと心のスペース。
まずは物理的なスペースについて、日本に帰国して驚いたことの一つは家と家の距離がすごく近いこと。オーストラリアは土地が広いので有り余っている、田舎の方に行くと信号はほぼなく、交差点にはサークルがある。家と家の間もすごくゆとりがある。庭も基本的に広くて駐車もし放題。道幅も広くて運転しやすい。この物理的なスペースのゆとりは心のゆとり・寛容さにつながるのではないかと思った。例えば、家がめちゃくちゃ汚くて足の踏み場もなかったり、クローゼットが服で溢れていて、しかもそれが畳んでなかったりしたら、心も整わないと思う。
次に心のスペースについて、心のスペースは余裕がある、寛容的、リラックスしているイメージ。もちろんタスマニアに住んでいる人が全員いい人、余裕がある人というわけではないが、僕の肌感覚として多いと感じた。道を歩いていると微笑んでくれる人、カフェやレストランに行くと突如始まるスモールトーク(僕の働いていたカフェでは、ほぼ毎日オーナーかシェフの知り合いがキッチンに入ってきて話始める笑)
なので、僕も物理的なスペースと心のスペースを大切にしたい。


2、町でのイベント

町での交流やイベントもたくさんあったのもよかったことの1つ。
①    月2回小さなFarmer’s market
②    週1回の無料英語クラス
町の図書館の1室を使って行われる英語クラス。先生はボランティア、進め方やテーマは先生によって異なり、教科書を使って進めるのではなく、交流や話すことがメイン。自分の意見や考えを求められることが多かったかも。
③    月1回のinternational café
年齢・性別・国籍関係なく、持ち寄りパーティーをする日。その時々で何か出し物があって、歌を歌う人、ライフストーリーを語る人、ダンスをする人など、タレントショー的な時間もある。すごくアットホームな空間で大好きだった。
他にも祝日に町でイベントがあったりと小さな町だったけど、このようなイベントや交流が僕のデボンポートライフを豊かにしてくれたと思う。


3、都会は何でもあるようでなくて、田舎は何にもないようである

僕の場合は「服を買いたい、アクセサリーが欲しい」とか物欲はほぼなくて、メルボルンに住んでいた時もあまり買い物にも行かなかった。カフェ巡りやベーカリー巡りは好きなのでそこにはお金を使ったかな。お得に何か欲しいものをゲットする方が好きなので、セカンドハンドショップとかの方が好き。デボンポートにいた時はライブラリーが快適すぎて、天気の悪い日や暇があれば必ず行っていた。

メルボルンとデボンポートの比較↓

★メルボルン
・たくさんのビル群、アパート
・モール、人工的なアクティビティ
(ボーリング、ラウンドワン的なやつなど) 
・無数にあるレストラン・カフェ
・モール、ブランドもの

★デボンポート
・平屋の多い場所
・綺麗な海、芝生のグラウンド
(サッカー、バスケ、サイクリングなど)
・2,3個のお気に入りのカフェ
・地元マーケット、Lifeline(セカンドハンド)

日常生活は5km以内で収まるような生活をしていたので基本自転車か徒歩。この都会にはなくて、田舎にはあるものの話を英語クラスの先生に話した時、先生がすごく共感してくれた。「若い頃はパーティー!パーティー!だったけど、今は庭でニワトリたちを眺めているのが幸せ」って。まだニワトリを眺めて幸せを感じる領域まではいってないけど、その感覚すごくわかる!と思った。自分の心を落ち着けられる・大好きな場所がいくつかあったら、別に多くはなくても幸せを感じられると思った。僕のお気に入りスポットは「ライブラリー、海の近くの公園。」デボンポートライフは都会になかった何か大切なものがあった気がした

4、ロードトリップ3回

タスマニアではなんと思い切って車を買ってロードトリップした。パートナーと2回、家族と1回。長期休みも取りやすいのがオーストラリアのいいところ。
初めて家族で海外旅行をして1週間タスマニアを回った、これもタスマニアライフのハイライトだな。パートナーとロードトリップした時は、車の後部座席を倒してマットレスを突っ込み、シャワーもトイレもなくワイルドに旅をした。タスマニアの大自然をこれでもかってくらい堪能した。本当に最高だった。


5、毎日幸せと感じること

これはデボンポートライフが教えてくれたことの一つ。人間って本当ないものねだりで、隣の芝は青く見えるから困っちゃうよね。だから僕は、そう感じた時に、自分の今の生活を第三者になった気分で見てみたり、5年後にこの生活を振り返ったらどう感じるかなってメタ認知してみる。
そうすると、何気ない日常に幸せを感じることができて、「もっと欲しい」じゃなくて「今あるもので十分です」ってなる。だから、僕は通勤の時、図書館にいる時、ナショナルパークにハイキングに行く時、ドライブをしている時、毎日デボンポートにいることに感謝していた。だから、帰国しても本当にあの生活よかったなと感じると同時にあの時もっとこうしとけば良かったって言う後悔は全くない、本当に心から幸せに満ちた生活をしていた。


6、日本人だけのシェアハウス

色々あって日本人だけのシェアハウスに住むことになった。以前はいろんな国の人と住むこと・英語を伸ばすことに結構こだわっていたけど、まぁ、メルボルンでその経験できたからいいかと言う感じで始まったシェアハウス生活。9人で1つのシャワー・2つのトイレ、小さいキッチンをシェアすると言う聞いただけだとだいぶ窮屈そうな暮らし。結論から言うとめちゃ良かった。言語というより、文化が同じだと生活しやすいなと感じた。もし、国や文化が違う人とあの家に住んでいたらきっと難しかったんじゃないかなと思う。問題もそんなになく、みんなでワイワイと楽しめたと思っている。特に、クリスマス・年末年始のパーティーを庭でやった時は最高やった!暖かくて、天気良くて。あとは、人数がいた時はバスケやサッカーを学生の部活並みにやっていたのもハイライトの1つ。しっかり怪我もしました笑、最初の方はファームのシーズンが例年より遅くて、1ヶ月くらいニートして、やっと働けたファームで3日でクビになったのも今となっては良い思い出笑。オンラインで学び始めたコーチングも、日本人のシェアハウスだったから何人かに対面でセッションすることができた。なんかこういうのもご縁というか、meant to beな感じするな〜。一緒に住んでくれたみんなありがとうな〜、また世界のどこかで!

こうやって振り返りながら書いていると、改めてスペシャルな場所で半年間過ごすことができたなと。いつか絶対に帰りたい場所だし、タイミングがあればぜひまたタスマニアに住みたい。

#Taketrip


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