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国民を守る国家の罠

May 10, 2023

Transcription

U.S. Secretary of Homeland Security Alejandro Mayorkas announces a new rule that requires migrants seeking asylum at the U.S. border to first request asylum in another country.

Federal officials arrest U.S. Representative George Santos of New York on corruption charges. Santos was elected in 2022.

In the Gaza Strip, Palestinian militants fire Rockets into southern Israel to answer recent Israeli airstrikes that killed 16 Palestinians.

And in Vatican City, Roman Catholic Pope Francis joins Pope Tawadros II of the Coptic Orthodox Church to hold a joint blessing event.

訳例

アレハンドロ・マヨルカス米国土安全保障長官が、米国との国境で亡命を求める移民に対し、まず他国での亡命を要請することを義務付ける新ルールを発表しました。

連邦政府当局が、ニューヨークのジョージ・サントス米下院議員を汚職容疑で逮捕しました。サントス議員は2022年に当選していました。

ガザ地区では、16人のパレスチナ人を殺害したイスラエルの空爆への報復として、パレスチナの過激派がイスラエル南部に向けてロケット弾を発射しました。

バチカン市国では、ローマ・カトリックの教皇フランシスコが、コプト正教会の教皇タワドロス2世と共同で祝福行事を開催しました。

勝手に探究

アイアンドーム

これが何のことか分かりますか?

これかな?
こっちかな?
これかも。

え、全部野球場じゃんって?鉄っぽい外観のドーム球場のことじゃないんですか?

(ちなみに上から順に、アストロドーム、札幌ドーム、京セラドーム大阪)

ミサイル迎撃システムのことだったんですね。

上記のページのイメージ図で「アイアンドーム」という名前に納得です。そんなシステムがあるなら日本にもすぐに導入したいところですが、対応するロケットの種類が対イスラエルと対日本で違うようで使えないとのこと。残念!

それにしても、イスラエルはアイアンドームがあるからやけに強気に出ているのかなぁ。そうならちょっと考えものではありますが、市民を守るの国家の責任は果たしていると言えそうです。今回もアイアンドームは機能したのかな?

<パレスチナの過激派「イスラム聖戦」など複数の武装組織は10日、自治区ガザから多数のロケット弾をイスラエル領内に向け発射した。軍によると、同日に発射されたロケット弾は469発で、うち153発を対空防衛システム「アイアンドーム」などで迎撃した>

え、469発のうち153発?

・・・316発は落ちたのね・・・。なんじゃい、穴だらけじゃないか!ってもともと空には何もないんですがね。

<迎撃率90%と言われますが、迎撃範囲は限定され高価値地域以外に落下すると識別されたものは迎撃しません。無駄弾を撃たないので迎撃率の数字は上がります。5月の実戦ではイスラエル領内に飛来した約3000発のうち、半分の1500発は着弾しても被害が少ないと識別されて、迎撃されていません>※太字は筆者

なるほど、落とすロケットを見極めているってわけですか。落ちた316発で被害が少なければ、報復で行うイスラエル軍の空爆によりパレスチナの過激派は割に合わない攻撃を仕掛けたことになります。

イスラエルは迎撃システム単体で防衛するのではなく、反撃能力を有し、実際に報復することで国民を守っている。やっぱりこのシステムは日本には合わなそうですね。

日本はどうなんでしょうか。考えたくはありませんが、万が一北朝鮮のミサイルが日本の国土に落ちて多少なりとも被害が出たら報復攻撃に出るのでしょうか?先方が「わざとじゃないよ、ミスっただけ。ごめんごめん」って言ってきたら「もう、気をつけてよ」で済ましそう。

それでも、報復合戦になって泥沼のイスラエルVSパレスチナよりマシか。仕方ない、Jアラートが鳴ったら素直に避難しますか。

参考にしたページ


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