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サステナブルじゃないファッション業界はダサかった

November 10, 2023

Transcription

Israeli missile strikes hit near several hospitals in Gaza City as the military pushes deeper into dense neighborhoods in its battle with Hamas militants.

In Bangladesh, up to 25,000 clothing industry workers clash with police in Dhaka as part of a protest to reject a government-offered pay raise.

Speaking in Singapore, U.S. climate envoy John Kerry calls “greed” the biggest barrier to climate action.

And in New Delhi, U.S. Secretary of State Anthony Blinken and Defense Secretary Lloyd Austin meet with Indian officials to discuss ways to increase defense ties.

訳例

ハマス過激派との戦闘でイスラエル軍が人口密集地により深く攻め入る中、イスラエルはガザ市の複数の病院周辺を爆撃しました。

バングラデシュでは、政府から提示された賃上げを拒否する抗議デモの中で、最大25,000人にのぼるアパレル産業の現地工場労働者がダッカで警察と衝突しました。

ジョン・ケリー米気候変動特使はシンガポールで演説し、気候変動対策の最大の障壁は「強欲」であると訴えました。

またニューデリーでは、アメリカのアンソニー・ブリンケン国務長官とロイド・オースティン国防長官がインド政府高官と会談し、防衛関係の強化について話し合いました。

勝手に探究

ファストファッションは終焉を迎えるのでしょうか。

ユニクロの登場辺りから本格化した(気がする)ファッショナブルな衣料品の価格破壊は限界をすでに超えています。

買う方からすれば、良いものが手頃な価格で、あるいは格安で手に入ることに文句などありません。価格競争の波にのまれていった大手アパレルメーカーも、競争力を維持するために労働力の安い土地で私たちの服を作らせています。今やファストファッションは業界の新スタンダードでしょう。

一方で、いくら働いても豊かにはならない工場労働者が納得いかないのはごもっとも。自分の作った製品がいくらで売られているかなどすぐに分かる時代ですからなおさらです。

また、独立とかされないために、作業を細分化し、ごく一部の工程しかさせないという話も聞いたことがあります。雇用主は現地の平均よりも高い賃金を出していると主張しますが、労働力を搾取する構造に何の変わりもありません。

とっくに問題は明らかになっていて、アパレルメーカーも消費者ウケのよい対応策を次々に発表はしています。商品の値上げを伴う労働条件の改善などもう進んでいなければおかしいはずなのですが・・・。

しかし、そもそも服ってそんなに必要ですか(※ここからは特に個人の感想です)?住宅事情に問題のある日本では、収納スペースを超える衣料品など邪魔でしかありません。かといって、まだ使える服を捨てるのは忍びなく、使用済みファストファッションの服では買い取ってももらえません。

もう服は持ってるんです。暑くても寒くても、それに適した服は家にあります。買う必要はなかったんです。

それでも買うというのなら。

それなりの値段でも、大切にできるものを買うべきだし、そうやって選んだ商品がすぐに古く感じるようなファッショントレンドなど考え直すべきです。そう、それはサステナブルじゃない。つまりダサいってことです

リサイクルやリユース、材料の再利用などの弥縫策では解決しません。結論を言えば、そんなに買わなきゃいいんですよ。特に先進国は住環境が良く、普通に生活していて服が破れたりひどく汚れることなんてありません。建物の中なら気温だってほぼ一定。ほら、そんなにたくさんの種類の服はいらないでしょ。

服は、一通り持っていたらもう買わない。買い替えるのは今使っているのがダメになってから。そうですね、1年に1着くらいでどうです(下着は除く)?

こうした考え方は、バングラディシュの人たちの雇用を奪うことになるとの指摘もありますが、彼らの雇用のために私たちがまだ使えるものを捨てていいいなんて話はありません。バングラディシュの人をなめてはいけません。彼らだって、仕事がなくなったらまた別の仕事を見つけますよ。

と言うだけでなのはさすがに無責任か。よし、何か考えるぞ!

あれだな。オンライン英会話の講師ってどうでしょう。バングラディシュの人たちは英語を話せる人が多いらしいですし、元イギリスの植民地ということもあって英語に馴染みはあります。この際、英語が話せない人にも(アプリなんかを活用したほぼ無料の)英語学習を奨励し、就業の機会を広げてもらいましょう。なにせ、賃金の安さで目を付けられる土地ですから、英語が使えるなら世界中から仕事が舞い込むかも。

とにかく、私たちの生活は誰かの犠牲の上に成り立っていることを時々は思い出して、自分にできることをしましょうか。とりあえず、今年の冬服の新調は見送りで。

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