日本人が決して目にすることのない風景
June 26, 2024
Transcription
In Russia, the spying trial of American Wall Street Journal reporter Evan Gershkovich begins in Yekaterinburg. The newspaper and U.S. government deny he was involved in spying activities.
WikiLeaks founder Julian Assange arrives in his native Australia after pleading guilty to breaking a U.S. spying law. Assange was released from detention in Britain on Tuesday.
In Belgium, NATO allies choose outgoing Dutch Prime Minister Mark Rutte to be their next leader.
And in London, Japan's Emperor Naruhito visits Britain's top biomedical research center as part of a state visit.
訳例
ロシアでは、エカテリンブルクで米ウォール・ストリート・ジャーナル紙のエヴァン・ガーシュコビッチ記者のスパイ行為が争われる裁判が始まりました。新聞社とアメリカ政府は、彼がスパイ活動に関与していたことを否定しています。
ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジ氏が、米国のスパイ法違反を認め、母国オーストラリアに帰国しました。アサンジ氏は火曜日に英国での拘留から解放されていました。
ベルギーでは、NATO加盟国が次期指導者に退任するオランダのマーク・ルッテ首相を選出しました。
そしてロンドンでは、天皇陛下が国賓訪問の一環として英国最大の生物医学研究センターを訪問されました。
勝手に探究
本日は4つめのニュース「そしてロンドンでは、天皇陛下が国賓訪問の一環として英国最大の生物医学研究センターを訪問されました」を取り上げます。
内容としては､取り立ててどうということはないのですが、動画は削除要請レベルです。なぜなら、日本人が決して目にすることのない風景がそこには繰り広げられていたからです。
無礼にも動画で陛下と親しげに歩く外国人が、あろうことか陛下の玉体に触れるという禁忌を犯しているではないですか！皇宮護衛官は何をしているんでしょう。
その者がノーベル賞受賞者のポール・ナース所長だろうがなんだろうが許しがたい暴挙です。
それとも彼の国では、国王とも同様の対応をするのでしょうか？
といった「日本全国1億人の皇室ファンの皆さん」の見方は別にして、今回の報道でハッキリするのは、日本のメディアが「不適切と思われる映像」を流さないところです。
天皇陛下の威厳を損なわない報道を求めるのは国民の方であり、迂闊な報道が関係者を傷つけることを経験からよく理解しているメディアが、無難な場面を切り取って伝えているのだと改めて感じました。
これは日本のメディアを褒めるべきなのでしょうか。それとも、真実を伝えて私たちの見方をアップデートさせるべきなのでしょうか。
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VOA60で日本の新聞やネット記事からでは見られない世界を今後も見ていきましょう。
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