バスケ日本代表に、改めて感謝

バスケW杯日本代表の特番を録画していくつか見ていた。試合のハイライト、選手たちのオフの楽しそうな時間、タイムアウト時のホーバス監督の飛ばした檄などをまとまって振り返ることができた。正直、完全に新しい情報はそこまでなかった。でも振り返ってみて、改めて、このW杯で日本代表を追っていたのは楽しい時間だったと思えた。
1番幸せだよなぁ、と思えたのはこのバスケ日本代表を好きなチームだ、と心の底から思えたことだと思う。

多分、二つの要素がある。
まず、プレー面で、本当にすごい!と思えたこと。これは傲慢だと自分で思うけど、NBAを中心に見ているので、その目線で見て「すごい!」と思えないと、なんとなく留保付きでみてしまう。例えば、東京五輪の日本代表は、そうだった。応援していても、「やっぱり見慣れているNBAと差があるな、、、」と、少し残念な気持ちを持っていた。これは逆に、バスケを全くやらない人間だからこそそう思うのかもしれない。
でも、今回は、違った。少なくとも、勢いがある時は、完全な世界基準で見てもすごい!と強く思わされるプレーだった。フィンランド戦の河村選手、ベネズエラ戦の神がかった比江島選手、カーボベルデ戦の六連続3Pを決めた富永選手、苦しさ過ぎる4Qを守り切ったディフェンス。素晴らしかった。格好よかった。
そう、心の底から、「カッコええ!」と思えた。その「心の底から」というのが大事なのだと思う。

そして、その選手たちが人間的にも好きになれたこと。
河村と富永の22歳コンビの仲良さげな会話、比江島選手のオンオフの差、渡邊選手の熱すぎる思い、控え選手たちの縁の下の頑張り。熱いし、可愛いし、面白い。
これはかなりSNSやテレビでさまざまな情報を発信してくれたことが大きい。面白い選手が多く、キャラとしてもバラエティに富んでいたことが改めて知れた。比江島選手とか試合では見ていたが、あんなにいじられキャラだと全く知らんかった。優等生河村選手と自由人富永選手の比較も面白い。プレースタイルにもなんとなくそれが伺えるのが、さらに面白い。

たぶん、しっかり掘り下げればこのぐらい好きになれるチームはもっとあるんだと思う。
でも、そういう試合と、ドラマと、バラエティ的な情報を与えられ、知人ともそれで盛り上がれる機会は中々ないよなぁと思う。特に自分の推しているスポーツで。
きっと、ここから数年に渡り、推していける熱源を貰えたのかと思う。とてもありがたい。

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