記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

令和に初見でロックマンエグゼ3をコンプした感想【アドコレ】

 たけしんです。ロックマンエグゼ3をコンプしたので感想を書いていきます。現在エグゼ1から6を順番にプレイ中です。前回の記事はこちらです。

 また、今回はリクエストがあったのでプレイ日記を軽くまとめてみました。ノーヒントでエグゼ3を遊ぶという苦行に苦しむたけしんが見たい方はよかったらご覧ください。

 前回に引き続き経歴をまとめておきます。

  • エグゼ1,2はアドコレにて先日コンプリート

  • エグゼ3は未プレイ、4,5は最序盤だけプレイしたはず、6はクリアしたはずだが内容は覚えていない

  • おもちゃは6あたり当時好きだった記憶はあるけど処分済。

  • アニメの記憶なし。プレイ動画は1だけ見た記憶自体はあるけど内容は覚えていない、最後まで見たかもわからない。

 以上です。エグゼちょっとだけわかるようになっています。よろしくお願いします。

感想まとめ

 ロックマンエグゼ3は面白いのでおすすめです。ただし、表をクリアしたら必ず攻略を見たほうがよいです。また、エグゼ2に比べて特別面白いわけではないので、期待しすぎないほうがよいです。
 攻略を見る前提ではボリュームたっぷりで面白いです。エグゼ2とエグゼ3はプレイをおすすめします。面白いです。
 ウラクリアまで攻略を見るのを縛った自分にとって3は苦行でした。

プレイ環境について

 Steam版『ロックマンエグゼアドバンスドコレクション』で、ロックマンエグゼ3BLACKをプレイしており、配信チップとバスターMAXモードは制限して遊びました。裏クリア後は解禁予定でしたが、特に使う機会はなかったです。

 ロットナンバーに関しては、ゲーム内で入手可能なものとそうでないものの区別がつかなかったため、ナンバートレーダー解禁時点ですべて解禁しました。
 基本的に裏クリアまで攻略情報は見ないでプレイしました。ただ、表クリア後、ナビカスタマイザーの圧縮コマンドの存在を知り、友人に聞く形で解禁しました。また、No.176ガルーのみ、64時間プレイしても見つからなかったので、上記同様友人にヒントを聞く形で解禁しました。
 裏クリア後はすべての攻略情報を解禁し、星7つまで達成しました。ホワイト版限定チップはライブラリコンペアを利用しました。

ガルーが見つからなくて泣いていた時のセーブ

いいところ(クリアまで)

シナリオがとても面白かった

 エグゼ3で一番よかったところがここです。歴代エグゼで一番シナリオのクオリティが高くて、1の虚無シナリオを見せられていたことを振り返ると本当に驚きです。
 序盤に伏線となる描写があった上で後半に回収される、という要素がちゃんと機能していました。また、先に小規模な問題を解決した後更にボリュームアップした問題が起こる、といった展開や、前作のキャラクターが再登場して役割を果たす展開など、非常に面白かったです。
 全体を通して非常に盛り上がるシナリオとなっており、素晴らしかったです。

ナビカスタマイザーが良い

 問題点は後述しますが、ナビカスタマイザーシステムはとてもよかったです。今までの成長要素は若干バラエティにかける部分がありましたが、このシステムは非常に画期的なもので、状況に合わせた付け替えから、プレイスタイルに合わせた付け替えまで幅広く楽しめるものになっています。
 今までレベル性一本道だった強化要素が、レベルに応じた装備付け替え要素になった感じですかね。スタイルチェンジで新プログラムがもらえるのも良い要素です。
 特にシノビダッシュには非常に助けられました。おつかい多めのゲームなので。
 改造コードの仕組みも面白く、世界観と面白いゲームシステムがハイレベルに融合している良いシステムだと思います。
 また、スタイルが2つ追加されて楽しくなった点もここに記載しておきます。

戦闘システムが完全体になった

 バトルチップシステムは3で完全に完成した感触を感じました。メガチップギガチップの仕組み、メガチップ以上の同名制限、これらにナビカスタマイザーとスタイルによる幅を加えて、究極完全体になったといえます。
 どちらかというと対戦を意識した調整にも見えるので、対戦で遊んでいない身としては評価しきれてないかもしれませんが、今までよりいろんなチップを使うようになったのは確かなので、高評価です。
 また、予備フォルダシステムも今回からの登場ですが、これも非常に面白い要素となっていてよかったです。シナリオ中で必須になるのは賛否あるかもしれませんが、自分は賛成です。

UIも完全体になった

 ユーザーインターフェースも同様に、3で完全に完成した感触を感じました。アイコンが追加され、現在地も見やすく表示されるようになりました。
 一番目立つのはメニュー画面を閉じるコマンドの位置が変わったことで、メニュー開いて上キー押してセーブが迅速にできるようになりました。全体的にスタイリッシュさを感じさせられる作りになりました。

見やすいアイコン、機能的な配置が実現された

いいところ(コンプリートまで)

ナビカスプログラムが良い

 チップ出現率が激的に上がるコレクターズアイ、ウィルスを厳選できるアイムフィッシュ系プログラム、そしてシノビダッシュと良いものがとても多く、この辺を付け替えて敵を探してチップを集めるのは楽しかったです。
 さらに付け加えると、アイムフィッシュ系プログラムをバグらせることで遭遇率を上げて戦闘数を稼げるシステムもよかったです。
 シノビダッシュとエネミーサーチに続く快適要素が追加されて、嬉しい限りです。

バグピーストレーダーが最高

 入手していないチップがピンポイントで出てくるという画期的なトレーダーであるバグピーストレーダーが登場しました。最高です。大変お世話になりました。助かりました。後述のように、ノーヒントによる入手が現実的ではないスタンダードチップがいくつかあります。ただ、バグピーストレーダーがあるならギリギリ許せるバランスだと感じました。バグピーストレーダー最高!

チップ取り寄せシステムが最高

 データライブラリに乗ったチップなら取り寄せられるようになりました。最高です。後述のライブラリコンペアシステムと合わせて、かなり良いプレイ体験ができるシステムでした。できればコードも選べたら嬉しかったけどそれはまあしょうがないです。

ライブラリコンペアシステムが良い

 今作からの登場である、友達とデータライブラリの状況を共有できるライブラリコンペアシステムもとても良かったと思います。特にバージョン違いで入手が決まってるチップはこれがないとしんどいです。取り寄せのためのお金の入手手段はちょっと安定しないゲームではありますが、とはいえ、これがあるとないとでは大違いです。お友達とライブラリコンペアするのは楽しかったです。
 ちなみにPAの状況も共有されます。条件に必要なチップは書いてないのですが、名前だけでもヒントになるゲームなので、なかなか良い感触でした。

V3ナビとの遭遇がしやすくなった

 もしかするとアドコレ専用仕様なのかもしれませんが、ナビカスシノビダッシュをつけていると、「V3ナビを含む遭遇テーブル」にだけエンカウントするようになるため、今までより圧倒的にV3ナビに遭遇しやすくなりました。エネミーサーチなしでも頑張れる程度にはなりました。助かります。

クリア後のタイムアタックが楽しい

 裏クリア後、よびフォルダで固定されたナビ戦のタイムアタックを遊べるようになります。固定されるのはチップフォルダだけなので、ナビカスタマイザーやスタイルは試行錯誤する余地もあり、よびフォルダも複数種類から選べるなど、結構遊ぶ余地が大きいです。
 エグゼシリーズ自体が後半になると強いフォルダを作成して毎回同じ動きで遊ぶ事になりがちなので、よびフォルダによるタイムアタックはなかなか楽しかったです。

お友達とタイムを競ってもいい

わるいところ(クリアまで)

ストーリー用ナビカスがかなり不快

 エグゼ3の目玉になる新システムナビカスタマイザーですが、問題点が存在します。それが、ストーリー進行上必須になるプログラムの存在です。ざっくりいうと最大容量までプログラムを組み込める仕組みにも関わらず、入れたくもないプログラムを入れて容量を圧迫するというシステムになっており、不快です。
 ストーリーと関係なく、特定の場所を通行するためには特定のプログラム(プレスプログラム)を組み込む必要があり、結果として、通行するためだけにナビカスタマイザーを起動して毎回つけたり外したりすることになり、超ストレスです。かなり頻繁に付け替える必要があります。ナビカス自体は非常に面白いシステムなのにも関わらず、非常にストレスを感じさせるシステムになってしまっています。

ストーリー中でチップ集めがあるため、できないと詰む

 いままではサブイベント扱いでしたが、エグゼ3はシナリオ中でチップを集めることを強制されます。基本的にはゲーム中にヒントが存在するため、言われた場所で戦闘すればなんとかなります。ただし、この段階では戦闘後のチップ入手が確定となるコレクターズアイが入手できないため、めんどくさいです。

 唯一ヒントが存在しないチップがヨーヨーG1です。ヒグレヤの取り寄せサービスを含むショップでは入手できず、ウィルスからの通常ドロップでしか入手できません。また、ヨーヨーG1だけはどこで入手できるかのヒントが存在しません。エグゼ3にはウィルス図鑑も存在しないため、どこでヨーヨーを取れるか把握していない場合かなりしんどいです。さらに言えば、コードも限定されており、当該コードがドロップで出るかどうか等の判別はプレイヤーにはできないのも困りどころです。
※ホワイト版ではショップでヨーヨーG1が売っているそうです。そんな…

 ストーリー上必須なナビカスプログラムであるエナジーチェンジは、マップ上の植物オブジェクトを炎チップを消費することで消去できるというプログラムですが、これを使うために、やりたくもない炎チップ集めをする必要があります。こちらもコレクターズアイが入手出来ないタイミングで発生するためかなりストレスです。

ストーリー中のなぞなぞを解けないと詰む

 エグゼシリーズは毎回なぞなぞが存在します。エグゼ3はいくつかのなぞなぞを解くことがストーリー進行上必須になっています。サブイベントならまだいいんですけど、なぞなぞを解くことがストーリー進行上になるのはどうかと思います。自分は「千わのはばたきその1わ」を探せというところで詰んでしまい、1時間くらい手探りでフィールドを駆けずり回る事になりました。
 アクションRPG(?)のストーリー中になぞなぞで詰まるのは勘弁してほしいです。全然印象に残らないオブジェクトが答えだったし。

スタイルチェンジの仕様がしんどい

 エグゼ2の時はスタイルを2つ所持することができたのですが、エグゼ3はスタイルチェンジが上書き性になってしまいました。また、スタイルレベルを上げると対応するナビカスプログラムがもらえる仕組みになっています。
 このため、プログラムのためにやりたくないスタイルをやったり、特定のスタイルを狙うためにやりたくないプレイスタイルを求められたり、結局好きなスタイルのままでいづらかったりと、不快な点が目立ちます。最低限2スタイル保持できれば、こうはならなかったと思うんですが。
 更に、スタイルを狙うことは出来ますが属性は狙うことができないこと、同じスタイルから同じスタイルの別属性にはチェンジしないこと、なども困るところです。
 スタイルチェンジやスタイルレベルアップにかかる戦闘数もかなりのもので、ゲーム後半になったら成長に必要な戦闘数が減るナビカスプログラムとかがあるとよかったなぁと思います。

プログラムアドバンスの手がかりがない

 エグゼ2に比べてプログラムアドバンスのヒントがほとんどありません。プログラムアドバンスの数自体は同じなので、単純に見つけづらくなっています。当時の雑誌などに書いてあったのかもしれませんが、わかりません。
 エグゼ2に存在してそのまま使えるプログラムアドバンスなどもありますが、ほぼ全て弱体化を受けているのも地味にストレスです。
 弱体化に伴ってプログラムアドバンスを探す楽しさ自体もエグゼ2より低下しており、残念です。

ゲーム内で完結しない要素が目立つ

 エグゼ2では通信対戦がないと星が最大にならないという問題点のみが存在しました。エグゼ3はその点は改善しましたが、かなりひどい要素が増えています。
 まず、ロットナンバーをナンバートレーダーに入力するとアイテムが貰える要素です。こちらのロットナンバーはゲーム中で入手できるものと出来ないものが存在します。困ります。

 ナビカスの圧縮プログラムもそうです。コレがあるとプログラムあたりの容量を削減してより多くのプログラムを装備できるようになりますが、ゲーム中には全くヒントがありません。当時雑誌や攻略本などで書いてあったらしいですが、そう言われても困ります。かなり恩恵が大きいのがなお困ります。
 圧縮コードを入力するとプログラムのサイズが小さくなるのですが、ものによっては圧縮したほうが使いづらくなるケースがあります。一度圧縮したプログラムを元に戻すことは絶対にできないので、かなり致命的なシステムです。
 圧縮コードと同じく、エクストラコードという要素もゲーム中には一切内容がないため、攻略を見ない限り使用できません。要素としてはかなり盛り込まれているからこそ、残念です。

圧縮コードがあったほうが絶対楽しい

わるいところ(裏クリアまで)

裏クリアのためにはスタンダードチップのコンプリートが必須になりました

ブラックだと実質クリア不可能なサブイベントが存在する

 ショックウェーブWを要求されるサブイベントが存在しますが、BLACK版では完全ランダムのチップトレーダー以外での入手方法はありません。BLACK版に合わせたイベントにするかイベントそのものを削除するかどっちかにしてほしかったです。

スタイル限定チップの入手がしんどすぎる

 先述の通り裏クリアのためにはスタンダードチップをコンプリートする必要があります。スタンダードチップのうち入手に困るものの一つがスタイル限定チップで、これは、「カスタムスタイルの時にバスターとナビチップを使用せずに特定のウィルスをバスティングレベルSで倒す」ことで入手できます。
 まずこの仕様に関してほぼノーヒントです。カスタムスタイルになると、「カスタムスタイルでうまくバトルすると特別なチップがもらえるかも」というふうな情報をもらえますが、カスタムスタイルにならない限りこれは教えてもらえません。そして、特定のウィルスを判断するのは至難の業です。これもノーヒントです。一応データライブラリの場所から類推すること自体はできますがあくまで類推です。
 裏クリアとは関係ありませんがナビチップのV4も同様で、これは、「ブラザースタイルの際に20秒以内にV3ナビを撃破する」ことでもらえるようになります。これも「ブラザースタイルでうまくバトルすると特別なナビチップがもらえるかも」というふうな情報はもらえますが、ブラザースタイルにならない限り教えてもらえません。さらにナビチップが属するメガチップはデータライブラリで番号が存在しないので、類推も困難です。
 ただし、これらのチップはバグピーストレーダーから出ます。ありがとう!※バージョン限定チップを除く
 
なんで除いちゃったんだ……。

属性指定ナビカス必須チップの入手が現実的ではない

 スタイル限定チップ同様に入手困難なのが属性指定ナビカス必須チップです。これは、ナビカスタマイザーで特定の属性ウイルスと遭遇しやすくなるプログラムを組み込んでいるときに、属性に対応する特定の場所でのみ、特別なウイルスと遭遇・チップを入手できるという仕組みです。
 ストーリー中、コオリホウガンを手に入れるためにこの仕組みを利用するので、仕組み自体はヒントがあります。しかし、コオリホウガン以外のチップに関しては場所のヒントが一切ありません。このゲームにマップがいくつあると思っているのでしょうか。何の属性で出るかもわからないし。
 しかも、当然のようにインターネットでもボス電脳でもないところに出ます。ノーヒントで探すのは現実的ではありません。全マップを全4種の属性プログラムの組み合わせで検証しろということでしょうか。マップに出るウィルスの情報もこちらは判断できないし、あくまで確率であり、たまたまエンカウントしないことを考えると、入手は現実的ではありません。
 ただし、これらのチップはバグピーストレーダーから出ます。ありがとう!

各V3ユウレイナビの出現場所・出現条件にノーヒントが多すぎる

 フラッシュマン、フレイムマン、バブルマンに関してはNPCからヒントがあるので、耐えられます。
 デザートマンに関してはヒントはありますがそれで判断するのは難しすぎるので許せません。(具体的には、「デザートマンは砂が好きと言うNPCがいて、そのNPCと全く関連のない場所に砂嵐しか流れないTVの電脳があり、そこに出現する」という憎きなぞなぞスタイル)
 そして、ビーストマン、プラントマン、ドリルマン、ヤマトマン、ダークマンは完全ノーヒントです。ただしヤマトマンは鎧武者の電脳と直感的な場所にいるので、自分は許します。

 更に困るのは、完全に探索を行うためにはヤマトマンとダークマン以外のV3ナビを撃破する必要があることです。「この先に進むには○○マンを倒す必要がある」というのを意味する扉が随所に置かれており、倒さないと進めません。V2ナビを倒した後にV3ナビがどこで出現するのかのヒントを出してほしかったです。切実に。
 また、ダークマンに至っては、ウラインターネット6(ノーヒント)で、ナビカスでバグを起こしている時(ノーヒント)に出現します。ノーヒントの場合、基本的にナビカスバグは起こさないように遊ぶゲームなので、無理すぎます。

育成ウィルスの場所がノーヒント

 ヒントがあるのはメットール(秋原エリア)とモモグラン(どうぶつえんの電脳)のみで、これに依頼でもらえるラビリーを加えて3種類。残りの6種類は完全ノーヒントです。そして自分が最後まで見つけられなかったガルーは、事前に開示されているヒントである、メットール(インターネット)とモモグラン(ボス電脳)とも異なる、個別の電脳に配置されており、ノーヒントで見つけるのは運が悪いと無理です。
 運が悪かったので10時間以上探してました。見つけられませんでした。

ドアセンサーの電脳許せない

 ドアセンサーの電脳という大変凶悪な電脳が存在します。これは、「マップ上で見えない場所にあり」「調べることはできず」「当該箇所から少しでも移動すると別マップに移動してしまう」という、知らないとほぼプラグインできないような場所に配置されています。
 しかもこことトレーダーでしか入手できないチップが配置されています。65時間プレイしましたが、ここを見つけたのはコンプ後に攻略解禁してからでした。攻略ないとむりです。

わるいところ(コンプリートまで)

バグのかけらシステムの需要と供給が噛み合ってない

 コンプリートというかゲーム全体を通しての問題になりますが、これは残念でした。バグのかけらは通常戦闘で1-3、超稀に8個入手できるのと、ガッツマンをしばくと10個もらえます。このバグのかけら、かなり用途があり、また、コンプリートのためには最低600個は集める必要があります。もっと多いかもです。
 狙ってプレイしないと入手できないのもあり、相当な時間ガッツマンをしばく必要があります。また、バグピーストレーダーを回すためにも必要だったり、バグのかけら商人などでも利用するため、ガッツマンをしばかない限りとても不足します。
 ガッツマンをしばくこと自体はそんなに難しくありませんが、とにかく時間がかかるので、要素としては楽しくなかったです。供給量が3倍くらいだったらよかったなと思います。

単一バージョンで完結しない

 コンプリートするためには、バージョン限定チップをつうしんで入手する必要があり、誰かと通信できないとクリアできません。一人でやる場合は別バージョンもプレイする必要があります。
 また、これはプレイ環境の問題ですが、アドバンスドコレクション環境は自分と通信することが基本的にはできないため、誰かと協力する必要があります。一人でやることもできません。困ります。(ゲーム外からのアプローチでできるかもしれませんが、ゲームと関係無いので困ります)

クリア後のタイムアタックがしんどい

 先程タイムアタックが楽しいとは書いたのですが、コンプリートのためにはタイムアタックで早いタイムを出すことが必須であるため、しんどいところはしんどいです。特にヤマトマンとドリルマンはしんどかったです。
 この段階までくると基本的にロックマンの強さは最強になっており、よびフォルダの使用を強制される都合で、倒せないとなると成長の余地もなく、一生倒せません。もちろんチップの引きに左右される部分はあるのですが、しんどいひとは相当しんどいかと思います。
 なおノーヒントでガルーを探すよりは圧倒的に楽でした。

コンプリートそのものの比重が重くなった

 エグゼ2と比較して残念だったところです。エグゼ2は裏をクリアした時点で褒めてくれるのですが、エグゼ3は完全コンプリートしてようやく褒めてくれます。これ自体はいいのですが、エグゼ2と異なり、ノーヒントでなんとかしないと行けない部分が圧倒的に増加し、また、コンプリートのためには通信が必須となるエグゼ3でこれをされるのは少し嫌だなぁと思いました。
 裏クリアのためにスタンダードチップコンプリートが必須になってしまったのも同様に残念であり、個人的にはコンプリートは星が増えるだけで、ゲーム的にはお得じゃないほうが好みでした。

長く苦しい戦いだった

おわりに

 さて、エグゼ3ですが、面白かったです。ただ、エグゼ2が面白かったこと、エグゼ3を高評価する人を多く見て期待しすぎていたことからか、少し期待はずれでした。もちろん面白かったは面白かったです。エグゼ2の完成度の高さを褒めるべきところかもしれません。
 シナリオは2より圧倒的によかったですし、ボリュームはエグゼ2より格段に増加しており、楽しかったです。一方、そのボリュームをフルに発揮するために攻略が必須になってしまっている点はとても残念でした。エグゼ2の41時間は楽しかったのですが、エグゼ3の76時間のうち、15時間くらいは苦行でした。

 とはいえ、ロックマンエグゼ3はとても面白かったです。ゲーム外要素がこれ以上増えない限り、ロックマンエグゼも安泰です。引き続き安心して4以降を遊んでいけそうです。レッドサン楽しみです。

 今回はここまでです。最後までお読みくださった方、ありがとうございました。次はロックマンエグゼ4の感想でお会いしましょう!

おしまい


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?