見出し画像

第11回 立川こしら【華麗なる落語家ライフ】『神ってるこしら師匠の予言とは?』

2022年1月7日 内幸町ホール
書籍『“まくら”で知る落語家の華麗なるITライフ』続編!書籍未発表テキストを竹書房落語Noteで連載! 過激過ぎる内容の為、関係者からクレームがつき次第、公開中止! 購読はお早めに!

【猛毒(舌)注意】購読の前にご確認ください。
◆本テキストは立川こしらの落語口演のまくらをテキストにするにあたり、文章としての読みやすさを考慮して、全編にわたり新たに加筆修正いたしました。
◆本テキストに登場する実在する人物名・団体名については、一部を編集部の責任において修正しております。予めご了承ください。
◆本テキストの中で使用される言葉の中には、今日の人権擁護の見地に照らして不当・不適切と思われる語句や表現が用いられている箇所がございますが、差別を助長する意図をもって使用された表現ではないこと、また、古典落語の演者である立川こしらの世界観及び伝統芸能のオリジナル性を活写する上で、これらの言葉の使用は認めざるをえなかったことを鑑みて、一部を編集部の責任において改めるにとどめております。
 
【著者立川こしら】
立川こしら(たてかわ こしら)落語家。落語立川流真打。千葉県東金市出身。1975年11月14日生まれ。本名は若林大輔。1996年、立川志らくに弟子入り。落語を中心に様々なエンターテインメントを幅広く手掛ける、アナログからデジタルまで使いこなすクリエイター。
 
《まくらの前説》
〇津田 大介……1973年11月15日生まれ。日本のジャーナリスト、キャスター。2010年までにツイッターで津田の実況中継行為が注目され、「tsdaる」という言葉が流行した。
〇桂宮治師匠……1976年10月7日生まれ。落語芸術協会所属の落語家。東京都品川区出身、在住。出囃子は『阿波踊り』血液型B型。 落語芸術協会若手ユニット「成金」メンバー。2022年1月23日放送の日本テレビ『笑点』の「大喜利」レギュラーメンバーとして初出演。メンバーカラーは若草色。
○ご当地落語……3~4人の落語家と落語作家、写真家などが福島・山形の温泉地に4日間滞在し、現地の伝承などをもとにした新作落語を創作・発表。大きな注目を集めた。
〇桂竹千代……1987年3月17日生まれ。落語芸術協会所属の落語家。出囃子は『猩々』。2011年(平成23年)7月、歴史もの新作落語を得意とする桂竹丸に入門。同年10月より前座(竹のこ)。2015年(平成27年)9月、二つ目昇進、竹千代と改名。

2024年6月11日内幸町ホール『こしらの集い』より

 皆さん、今年の立川こしらはこうご期待ですね。凄いです。神がかってます。……神〔かみ〕ってる(笑)。誰も言わなくなりましたけれどもね、ボクだけ言ってきます。神ってます、今。……というのが、もう、去年からはじまっていたんですね。今年、まぁ、お正月を迎えて、一番の落語界のニュースと言えば、何ですか? ……そうです、宮治が『笑点』メンバーになりました(爆笑)。これが一番のニュースですよ。あっちこっちでね、いろんなものがありましたよ、「予想しよう」みたいなやつがね。ボクのところにもね、変なネットニュースからメールが来たんですよ。だから、そのことについて、「何百字で予想した人をください」みたいな感じで……、普通、無視すればいいよ、そんなもん。でも、「せっかく来たから」と思って書いたの、「ひろゆきじゃないでしょうか」って(爆笑)、そのネットニュースは載せなかったの、オレのコメントをね。ふざけているのかと思ったんですね、絶対、ひろゆきありだと思いません(笑)? 『笑点』〔あそこ〕に。
前回、三平師匠が『笑点』に来る前も、また何か予想大会みたいのがあったんですよ。そのときボクが一押しだったのが、津田大介だったんですよ(笑)。どっちも誰もピンと来なかったみたいでね。やっぱりこの問題で、世間と落語界の橋渡しをしているのはオレしか居ないのかななんてね、改めて思いますけれども、残念ながら、ひろゆきさんじゃなくて宮治さんでした。

ここから先は

2,671字 / 3画像

¥ 200

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?