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湘南怪談現地ルポ!呪いのビンが漂着した場所に行ってみた&現物写真を初公開!

サーファー、ヤンキー、釣り人、そして恋人たちの聖地・湘南海岸。そのワイルドでロマンティックなエリアの実話怪談を、茅ヶ崎出身の怪談作家・神沼三平太が総力取材したのが、ただいま神奈川・湘南地区で話題の文庫『湘南怪談』

詳細は上記(著者自薦の試し読み1話のほか、朗読でも1話聞けます)に譲りますが、今回は収録話の中でも注目度の高いあの話…「漂着物」の現場を訪れた神沼三平太氏の現地紀行文と、最後に呪いのビンの実際の写真を初公開いたします。

「漂着物」とはどんな話?

気になるあらすじはこちら。結末はぜひ文庫で読んでみてください。

「漂着物」のあらすじ
台風の後、流木を探しに茅ヶ崎海岸を訪れた女性が見つけた茶色の瓶。中には不気味な文字ととある女性タレントの名前を書いた紙、そして髪の毛が入っていた。後日、その女性タレントの近況を調べてみると…

茅ヶ崎海岸より~神沼三平太

 湘南の海を久しぶりに訪れた。
 以前訪れたのは、「湘南怪談」の表紙写真のための素材を撮りに行った時なので、およそ二ヶ月半の時が過ぎている。
 季節は移り変わって、もう海は冬の気配だ。ただ、さすがに湘南だけあって、同じ県内でも今の住まいのある地域から比べると暖かい。

 今回の目的は、「湘南怪談」に掲載されている「漂着物」という体験談の現場を再確認するためだった。ただし、体験談の提供者の方から、場所を正確にしないで欲しいと言われているので、写真などは掲載できない。ただし、茅ヶ崎海岸であることまでは明らかにして良いとのことだった。
 茅ヶ崎にある著者の実家からも少し離れているので、車で海辺まで行き、近隣のコインパーキングに駐めて砂浜に出た。
 浜からは通称Tバーと呼ばれる茅ヶ崎ヘッドランドなる人工岬も見える、散歩がてらに近づいていくと、釣り人が浜に竿を刺して、休日のレジャーを楽しんでいた。
 ここで受け取っていた漂着物の写真を広げた。おそらく海に放流されたものが海流に乗って打ち上げられたものだろう。写真からは、どこで放流されたかは定かではない。
 呪術めいた書き込みも、我流なのか何かの流派の技に従ったものかも読み取れない。現物があれば良いのだろうが、それはもはや望むべくもない。
 いや、もしかしたら——。
 この記事下の写真は、提供を受けた漂着物の実際の写真である。
 もしも、この写真から何かわかる方がいらっしゃった場合、神沼まで連絡をいただければ幸いだ。

「呪いのビン」実物写真

画像1

※人名(女性タレント)については提供者側で黒塗りにしてありましたので、これ以上の情報は現状無いそうです。

情報を提供いただける方は、こちらへお願いいたします↓

神沼三平太Twitter

竹書房怪談文庫公式




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