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相手の”行動を引き出す”文章術(1/3)【もっとも重要なこと】

こんにちは、おーたけです。

今回はメンタリストDaigoさんの「人を操る禁断の文章術」をまとめていきます。

ちなみに、私がこの本を手に取ったきっかけは、独立してライター業をしたいと思ったからです。視点を変えてもらえる良書でした。

記事を読むメリット

・文章が相手に伝わらないと感じることがなくなる
・そもそも文章をどう書けばいいのか悩む時間が減る
・チャットやメール、ちょっとしたメモでも相手を動かせるようになる

記事の信頼性

・基本的にメンタリストDaigoさんの本を噛み砕いて説明しております。
・要点を簡潔に知りたいという人にオススメです。

では、さっそく本編へGO

たった3ステップで、人を動かす文章は書ける!

結論は以下の3ステップです。各々まとめていきます。

ステップ1:まずは ”「書かない」3大鉄則” をおさえる。
ステップ2:行動を起こすトリガーは、7つから1つ選ぶだけ。
ステップ3:5つのテクニックで書けば、媒体を選ばず無敵。


ステップ1:まずは ”「書かない」3大鉄則” をおさえる。

え、これから文章を書こうというのに、「書かない」ってどういうこと?と思いますよね。○○は、「やらない」という3つルールとご理解ください。

1. 書きたいからって、あれこれ書かない
2. きれいに書かない、きれいは自己満
3. 自分視点で書かない、読むのは相手

では、それぞれ具体的に見ていきましょう。


1. 書きたいからって、あれこれ書かない

そもそも相手が行動を起こす文章の基本は、
伝わる」文章 ではなく「したくなる」文章 です。

これは具体例をみてみるのがイメージしやすいので、誰しも経験のある、買うはずでなかったものを衝動買いしてしまった場面を例にお話しします。

数十年前実際にあった出来事ですが、ある量販店の売り場担当者が、紙おむつ売り場に「ある文章」を掲示することで、売上を大幅にアップさせることに成功しました。
でも、考えてみて下さい。売り場に来るのは、子育てに忙しいママやパパ。大抵の人は、日用品である紙おむつをほとんど無意識で手に取っているような状況なのに、どうやって紙おむつよりも高価なものを買う衝動を起こすのでしょう。

・・・実は、こんなにも短い1文でした。

今しか見れない姿、残しませんか?

もう何を売ったのかお分かりですよね。
そうです、紙おむつ売り場に陳列したのは、「使い捨てカメラ」です。

この言葉を読んだお客様は、想像します。
新生児から3歳くらいの一番かわいい時期のお子さんが、”初めて”の寝返り、”初めて”のお座り、”初めて”のハイハイ、”初めて”の一歩 を目の前にした感動の瞬間を。

そして、日常の中に紛れてしまっていた、自分の欲求に気付きます。
ああ、かわいい姿を残したいな」と。

これによって、元々買うつもりのなかったもの(=使い捨てカメラ)を、衝動的に購入することになるのです。

これはうま過ぎる例だなと、正直私も本を読んだときに思いましたが、現実にあったお話しなので、必ず別の場面でも応用可能なのだと思いました。

ポイント:
・相手の想像力のスイッチを押す、”最小限の言葉”を使う


2. きれいに書かない、きれいは自己満

そもそも人が行動を起こすのは、論理ではなく、感情なのだそうです。

この文章を読んだとき、私もそんなことない!って思いましたよ。笑

まあでも、例えば、自分が知人に紹介した飲食店の感想を言われる場面があったとして、

×「先日オススメして下さったお店で、ハンバーグを食べてきました。噂に違わず、おいしかったです。」

と言われるのと、

○「この間教えていただいたお店、行ってきました。ナイフを入れた瞬間、肉汁がジュワッと溢れるハンバーグ、びっくりするおいしさでした。」

と言われるのとでは、言っていることは同じなのに、印象が違いませんか?
前者は、きれいな文章ですが、言われたとき「ああ、そうですか。それは良かったです。」くらいの反応になるのに対して、後者は、ラフな表現ではあるものの、具体的な場面とそこにいる人の表情が浮かびます。
そして、また他にも美味しいお店があったら、この人に紹介したいな、と思うのではないでしょうか。

すっかり次の”行動”に思考が流れていますね。


3. 自分視点で書かない、読むのは相手

実は、文章を書く前に、その文書の良し悪しは決まっているってご存知ですか?

というのも、文章の目的は、タイトルの通り「相手の行動を引き出す」ことです。

そして、前述したように人が行動を起こすのは、感情が動いたときなので、読み手の感情が動く”内容”が思いついていないと、その文章は書く前から残念、、ということになってしまうようです。

これも例を使って具体的にイメージしてみましょう。

本書の著者であるDaiGoさんのご友人で、大手企業に働く30代後半の男性がいます。この方は数年前に年上のきれいな女性と結婚し、仕事も順調で、プライベートも趣味のゴルフやカメラを楽しみ、充実した生活を送っていて、一見何の悩みもないように見えます。

しかし、彼は結婚生活に1つ負い目を感じているそうです。

それは、ベンチャー企業で役員を務める奥さんの方が、収入が多いこと。
もちろん彼の年収も十分な額なのですが、何となく奥さんの発言権が強いように感じ、自分の方が家事を多めにしなくては、と思ってしまう。
そして、「あと10万くらい稼ぎたい」「いい副業はないか」と考えている。

もちろん彼の条件がそのまま一般化できるものではありませんが、いくつかの要素を抽出することができて、「年上の奥さんがいる」「パートナーの方が多く稼いでいる」「何となく引け目を感じている」などです。

このような要素を持った人に、仮にセミナー案内を送るとしたら、タイトルを「パートナーの方が稼いでいる。そんな悩みを抱いている方もいるのではないでしょうか?」とすれば、普通なら読み飛ばされてしまう続きの文章を読んでもらえる確率が、ぐんと上がります。

その上で、

「私がオススメするこのメソッドを身に付ければ、効率よく時間をマネジメントできるようになります。
 本業の業績を上げるだけではなく、副業をする時間も作り出すことだできるので、今の仕事を辞めなくても収入を増やすことができるでしょう。
 ビジネスマンの平均「サボり時間」は、1日47分と言われています。
 また、ビジネスマンの平均通勤時間は、片道で58分。
 これらの活用されていない毎日約3時間もの時間を活用することができる分です。
 そうすれば、パートナーのあなたを見る目も変わるでしょう。週末に家事をやっている場合ではありません!その時間を私にください。」

こんなふうに書けば、「ぐさり」と相手の心に刺さり、週末話を聞きに行ってみようかな、と行動を起こしてもらえるようになるのです。

ポイント:
・読み手に刺さる言葉は、自分の中にではなく、相手の心の中にある。(=マインドリーディングが必要)

・・・でもそんなこと言われても、プロのマーケッターでもない自分が、どうやって相手の心の中を読み取ったらいいんだ・・・って思いますよね。
私も、最初に本を読んだとき、これって実際の相手が悩んでいることを聞いてみないと、結局分からないことなんじゃないの?って思いました。


これについては、次の記事で、相手の心を読み、感情のスイッチを押すための引き金になるテーマを、7つ紹介しています。
ここまで読んで難しいな、、と思った私も、この7つから1つのテーマを選んで、相手の心の中を考えてみるのであれば、かなり考えやすくなる、できそうだ!という気がしました。


ということで、長くなってしまったので、この回はここまで。
続きが気になる方は、次編「相手の”行動を引き出す”文章術(2/3) - 行動を起こすトリガーは、7つから1つ選ぶだけ -」を今日中にアップロードする予定ですので、ぜひ読んでみてください!



PS. 初めて記事を書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。

想像はしていましたが、やはり1本記事を書き上げるのにも最初は時間がかかりますし、体力いりますね。やりがいあります。

これからもっとお役に立てる読みやすい記事を検討していきますので、何か改善ポイントがありましたら、Twitterにコメントいただけると嬉しいです!


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