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映像の作り方①〜知ってること全部〜

 映像の作り方は、それぞれ演出をする人間によってスタイルがあるから、一概には言えないけど、大体こんな感じだよねと言うのは30年やってきたから言える。何回かに渡って映像をやりたい人のために書いておこうかなって思います。

 映像には大きく分けて2種類のタイプがあって、最近流行りの配信、つまり『生放送』的なものと収録したものを編集して皆さんにお見せする『収録もの』があります。僕は、業界に入って最初の仕事が生放送のスタッフだったのと、その後、『収録もの』がやりたくてお願いしてやらせてもらったのでどちらも経験してきました。

 「生放送」でも「収録もの」でもスタッフ配置は大して変わらないのでざっくりこんな感じのスタッフでやるんだよと言うのを書いておきましょう!

 テレビでも映画でも制作スタッフの中で一番権力を持っているのが『プロデューサー』。番組のクオリティからお金の管理まで全ての責任を持つのがプロデューサー。で、それをアシストするアシスタントプロデューサーという役割もあるけど、ここではそんなに関係ないから省きます。

 そしてプロデューサーと「こんな番組にしよう」「こういう出演者でこんなテイストにしよう」っていう話をするのが、構成作家という仕事。偉い構成作家の先生方だと、番組を立ち上げる時から打ち合わせに参加するし、面白いことを言ってくれるので会議に出てもらう。ここでディレクターも少しづつ話に加わっていく。企画の段階でディレクターが作った企画が通った時は、最初からディレクターも会議に入って行くけどね。

 プロデューサーがテレビ局の編成と話して、番組の1回目の放送日が決まります。レギュラーだったら、その日からイレギュラーなことが起きない限り、毎週同じ曜日同じ時間に放送されます。スタッフはそこに向かって一生懸命それぞれの仕事をこなして行くわけです。
 次回は、それぞれどんなスタッフがいるのかを紹介しながらどんな仕事があるのかをお伝えしていこうかと思います。



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