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仏教思想とビジネス思考:意外?必然?な共通点

最近、面白いことに気づきました。

ビジネス関連の書籍や動画、セミナー等から、多くのコンサルタントの方のビジネス思考を参考にさせて頂いていますが、それと並行して、趣味である「哲学・宗教・思想」に関する書籍や動画もよく見ています。

そこで気づいたのが、「ビジネスの成功法則」として多くの方が言われている内容と、「仏教の思想」は、実は根底にあるものが同じではないか?ということです。

これはどういうことでしょうか。

例えば、仏教用語で「布施」とあります。
これは、「自分が見返りを求めるのではなく、まず与えよ」ということです。ビジネスにおいても、よく言われるのが「まずお客様に価値を与えよ」との事です。お客様に売りつける、ではなく、お客様の悩み、願望に寄り添い、それを解決するという姿勢が重要です。

最初は無料のサービス、情報提供などで、小さな成功体験をして頂き、信頼してもらうことから始まり、その結果、お客様が「喜んで支払います」という姿勢で購入して頂くことができます。

あくまで中心になるのは、商品自体ではなく、「お客様に喜んで頂きたい」という気持です。お客様は、商品自体ではなく、「商品による悩みの解決」を望んでいますので、「いい商品だから売れる」わけではありません。
喜んで頂くことでお客様、しいては社会に貢献できます。
これが「布施」の精神と共通する思想だと思います。

いかがだったでしょうか。
「目先の利益優先」的な思想になっていないでしょうか。
「布施」の精神を、忘れずにいたいものです。
このような例は、仏教に限らず他の宗教や思想にもありますので、今後このような話もしていければと思います。

(参考)
「ビジネスに活かす教養としての仏教」
(著:鵜飼秀徳 PHP研究所)

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