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点が線になる。自分ができることに集中する。

先日、ある企業さんで久しぶりの対面研修の機会をいただきました。

対面ではもう半年ぶりくらいの研修です。
もちろんマスク着用、会場に入るときには検温、研修時には私はフェイスシールドを着用して研修を行いました。

オンラインもいいですが、やはり対面は温度感がすぐに分かって良いですね。

実をいうとこの企業さんは学生時代に学生スタッフをしていた新聞社の記者の方からのご紹介でした。

私は今月の24日で38歳になりますが約18年くらい前の学生時代に、ある新聞社で学生スタッフをやっていました。
その当時は恥ずかしい話、新聞をあまり読んでいたわけではありませんでした。


高校を卒業してから大学に入学したくらいの時期は自分がゲイだということに悩んでいた時期でした。そんな時期にたまたま新聞を開いてみたら「学生スタッフ募集」の記事を見つけて、直感的に「あ、自分でも何かできるかも!」と思い、その当時悩んでいたことやどんなことをやりたいのかをつづりエントリーしました。

希望者はみんなスタッフになれるのかなと思っていましたが、審査があったようで私はスタッフになることが出来ました。


それから社会人になり、独立をしてLGBT・SOGIをテーマにした「On the Ground Project」を始めてから学生時代にお世話になったその新聞社さんから取材の機会をいただきました。

学生時代の時のことを知っている新聞社さんから取材の機会をいただくというのは本当に不思議なものだなと思っていましたが、さらにそこから数年が経ち、その新聞社さんで勉強会の講師の機会をいただきました。


以前に高校生の恩師を前に研修講師の機会をいただいたことがありますが、学生時代のことを知っている方を目の前にして話をするのはとても緊張します。


その当時にはどれも「点」でしかないのですが、今、振り返ってみると、「あの時のXXがXXにつながって、それがさらにXXにつながって、XXにつながっていったんだな」と線になって少しずつ面になりはじめていることを感じる時があります。

そして、その「点」は必ずしもその当時の自分にとっては嬉しいことではなかったこともたくさんあります。それが結果的には今、とても嬉しいことにつながっています。


「人間万事塞翁が馬」という言葉がありますが、良いも悪いもありません。
良い時も悪い時も自分がやるべきことに集中していきたいと思います。

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