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20代のための生産性向上読本

元々、私は生産性オタクなのですが、せっかくnoteを始めたので、生産性向上の取組みの一つ一つを記録しようと思います。一番意識的に取り組んでいたのは20代から30代前半くらいの頃だったと思いますので、20代の人たちに読んでもらって実践してもらえたらうれしいなと思います。今回は、シリーズをキックするエントリーとして、入り口的な話を書こうと思います。

「生産性」とは何か?

そもそも、生産性とは何か?を整理します。このような数式で表すことができます。

  生産性 = アウトプット ÷ インプット

(例1)アウトプットが経費精算の処理量で、インプットを投下時間とします。生産性は両者の実績値の割り算をすることで、単位時間当たりの経費精算処理量、として算出されます。この値は、人によって、または時間軸で変動しますが、値が高い場合は生産性が高い、低い場合は生産性が低い、と言います。

例1はわかりやすい例でした。次は、他の例です。

(例2)アウトプットがとあるイベントによる新規獲得ユーザー数として、インプットはとあるイベントを企画した人数と時間とします。生産性は両者の実績値の割り算をすることで算出できますが、少し厄介な計算です。

具体的に考えると、(A)企画チーム5人で20時間で考えたイベントで新規利用ユーザーが1万人のケースと、(B)とあるスーパー企画さんが2時間で考えたイベントで新規獲得ユーザーが10万人のケースがあったりします

企画人数・時間あたりで生産性の計算すると、(A)のケースでは、100 新規獲得ユーザー/企画人数・時間、(B)のケースでは、5万新規獲得ユーザー/企画人数・時間、になります。圧倒的に、(B)の方が生産性が高いです。

生産性を構成する二つの性質

生産性の話になると、例1に属す話が多いと思いますが、例2もやはり生産性の話と言えると思います。私は生産性は二つに大別できると考えています。一つは効率性(例1)、もう一つは創造性(例2)です。

多くの仕事はその二つの性質を求めていて、その割合が異なっています。例1のように経費精算の仕事は主に効率性が求められていると思いますし、例2はユーザーを動かす創造性が非常に求められますが、具体的にイベントを実現する方法も考えることになるので効率性も求められます。

生産性を向上させるためには、効率性と創造性のどちらも考えていくべきだと思います。

個人の生産性と、複数人の生産性

もう少し生産性を考えていくと、個人の生産性と、複数人の生産性に分かれます。

まず個人の生産性についてです。自分が完遂する仕事が決まっていて、それをどのくらいの時間で終わらせることができるか、そして、どのくらいのリターンを生み出すことができるか。

そこには色々な工夫が入る余地があり、生産性は人によってかなりの違いが生じます。個人の生産性向上とは、個人の成長を意味するし、個人の価値も意味しますし、収入とも相関します。

一方で、複数人の生産性についてです。仕事は、一人では完遂しないことも多いです。自分が属す他メンバーと協働する仕事、パートナー企業と協働する仕事等がそれです。

一人だけでできる仕事は少なく、とある仕事も結局は誰か他の人の仕事に関係することが多いです。そのように複数人と協働する仕事の生産性も向上したいところです。

おわりに

生産性に取組むことは実に面白いです。生産性が向上する時には、だいたい創意工夫があります。その工夫の試行錯誤が面白かったりします。

そして、取組めば取組むほど生産性は上がっていきます。アウトプット、結果とセットの話なので、結果が変わっていくこともまた面白いです。そして、多くの場合で、時間が生まれ、その時間で新しい何かをできます。

そんな生産性の取組みの一つ一つについて、書いていきたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

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