決算公告は、何でするか?
決算公告とは、何か?
普通に会社員をしていると、「公告」という言葉には出くわさないと思います。決算公告、という言葉を調べてみました。
株式会社が公の場で告知することを意味
会社法440条1項によるものとのことです。主語が「株式会社」になっているのは一つのポイントなのかもしれません。合同会社等の他企業形態から何を選ぶか?を考えるならば、自社の財務状況を公の場で告知するかしないか、を論点にする人は一定いるような気がしますが、論点を立てる人の方が少ないように思います。
なお、大会社か否か、で財務諸表の範囲は異なり、大会社の場合はP/L、B/S両方で、大会社でない場合はB/Sのみのようです。(大会社の基準は、資本金5億以上 and/or 負債200億以上)
決算公告の種類
さて、決算公告は、何でするか?ですが、三種類に大別されます。①官報、②日刊新聞氏、③電子公告。これらのオプションの違いについては、freeeがきれいにまとめてくれているので、私がちょこちょこ書き直す必要もないかと思いますので、ご参照下さい(freeeの回し者ではありません)。
決算公告の手段に関する私の思考プロセス
よって、どのように考えて決めたか、について書いておきます。
まず、決算内容を広く認知させたいかどうか?の問いを考えます。①官報や②日刊新聞紙と異なり、③電子公告では、決算内容を広く認知させることは難しいため、もし、広く認知させたいならば、③電子公告のオプションは落ちます。
私の場合は、現時点で決算内容を広く認知させる必要はないと考えたため、あとは、コストと利用のしやすさです。コスト的には、③電子公告が①、②を突き放しており、申し込みから掲載までの期間でも一定異なります。よって、③電子公告にしました。
加えて、freee電子公告にするか、自社サイトでするか、の分岐があり、自社サイトだとfreeeに年間3,980円(税抜)支払わなくて良いのですが、手間の削減を考えて、freeeの電子公告を選びました。その手間が手間に入らないような方は自社サイトでの電子公告を選択した方が良いと思います。
おわりに
冒頭にも書きましたが、決算公告は、会社員をしてきた人には、取っつきにくい事項なので、そもそもの話から順番に書き留めておきました。決算公告で成し遂げたいことと、コストやリソース等の制約条件とで考えて決めました。ご参考下さい!
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