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近くの図書館

仕事と子育ての合間に図書館に行ってきた。自宅から歩いて行ける距離に大学の図書館があり、一般利用も可能なのを思い出した。一度だけチラッと中を覗きに行ったことがある場所で、京都に関する文献が多く所蔵されている図書館だった。初めて行った日に中をグルグル歩き回っていると普通の図書館のように芸術関連のコーナーがあり、そこに「写真」の案内が出ていたのを覚えていた。

もっと写真を勉強したい、もっと写真を観たいという思いが湧いてきた頃にこの図書館のことを思い出した。

そんなに多くの本があるわけではない写真関連のコーナーだったけど、僕には十分満足のいくものだった。昨日は平間至さんと鈴木理策さんの写真集を読んだ。平間さんの写真からは音楽が聴こえてきた。鈴木さんの写真は静寂そのものだった。たまたま手に取った写真集は「動」と「静」の両極端なものだった。

どちらの写真にも心を動かされ、そして打ちのめされた。自分の矮小さを思い知らされ絶望したし、単純に美しい写真に感動させられもした。

作家の作品としての写真をもっとたくさん見ないといけないなと痛感した。圧倒的に写真を見る量が足りていないのだと感じさせられた。しばらくは図書館に通うことにしよう。

サポートしてもらえるなんて、こんな嬉しいことはない。