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曲書いたりシナリオ書いたり演出したり。ここでは制作に関すること中心に書いていく予定です

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最近の記事

モニタースピーカーとヘッドホンの違い

前回の記事で開放型のヘッドホンがなんでかカマボコ型に聞こえる。ちゃんと上下でてるのに。というのを書いた。 その原因は密閉型と開放型のヘッドホンの鳴らし方の違い、開放型は音の発生源に距離がある外部モニタースピーカーを意識したものだからでは?と今のところ思っている。(思っているだけでとくに根拠はない) 普段ヘッドホンは密閉型やカナル型しか使っておらず、ここしばらくは諸般の事情でモニスピを使えないまま密閉型ヘッドホン中心の作業になっていた。 そんな状況が数ヶ月経ち外部モニターの感

    • ヘッドホン探し

      Focal Trio 6beを使い出してからヘッドホンはサブになってしまった。 それまでモニタとヘッドホンの作業割合は半々か、ヘッドホンの方が上回るぐらいだったがTrio 6be導入後はヘッドホンの出番が目に見えて減った。 Trio 6be導入のわけはその昔、スタジオでムジークを聴いて衝撃を受けてしまったせいである。 細かいところが良く見えるし調整のしやすさから、同じモノは無理でも(一発100万!)普段使いのモニタで近い感触は得られないかと小口径のモニタを幾つも買い替えて

      • ④ オマエは俺だ、青い鳥

        もともと見積りや〆切がそれはもう見事にグダグダだった。 これでは仕事にならぬと逆算思考を突貫で強化してきたと思う。本来有用な思考ツールだが、急場しのぎの雑運用で放置しすぎた。 かといってお仕事を回す生命線でもあり手放すことも難しい。 悩むことしばし───矯正すればよいのでは?(ヒラメイタ) 仕事優先で使いすぎたのが良くない。 まず「好き」という感覚を取り戻そう。そして 取り戻した「好き」のために逆算思考を奉仕させるのだ。 さすれば健全なバランスを取り戻せる。はず。きっと。たぶ

        • ③ 甦れ、俺の青い鳥

          市場やバジェット、締め切り逆算で脅迫しだす逆算思考。 これがチーム脳が派遣してくるニコニコツアーガイドの本性だ。 請け仕事が長いと逆算思考が発達する。してしまう。 どんなにイヤでも向いてなくてもギャラのため次の仕事のためと、いつしか自然と身につきだす。案件振られた瞬間にコストを無意識で弾くようになる。受注後に状況が変わるなんてしょっちゅうだから、そのたびにまたバチバチ弾く。 それ自体はとても良いことで、制作を完成まで漕ぎ着けるにはソロであっても最低限できた方がよい。妄想の不

        モニタースピーカーとヘッドホンの違い

          ② 青い鳥、二匹同時に喰っちまえ

          「チームとソロの並走、やってみよう!」 言うのは簡単だがそういうのは才能やセンス以前に底なしのバイタリティがある人の特権と思っていた。想像するだけで遠い目になる。チームの仕事だって今回は余裕を持つぞと構えても、最後はやっぱりリソース全部突っ込んで泣きを見るのを繰り返してきた。年期からリソース配分は少々マシになったものの、胸張って余裕アリマスとは今も言えない。 複数の案件平行で苦労するのはアタマの切り替えである。都度一週間は欲しい。理想は一ヶ月。しかしそうも言えないので強引

          ② 青い鳥、二匹同時に喰っちまえ

          ① これ青い鳥? 喰ってから考える

          ゲームの劇伴制作を皮切りに制作を始めてン十年、細々とだが続いている。多分好きなんだと思う。劇伴が。でもその役割を請け負う中で何かどうにも満たされない部分が、それこそ始めた頃からずっとあった。 駆け出しのころから請け負う作品との相性は博打だし、売れっ子でも都合良く選べるものではないと解ってはいた。満たされない何かをコントロールできないところに求めても仕方が無い。できることを探す。作曲の腕を磨くのも大事だが、それだけやっていても自分はダメっぽい気がしていた。劇伴とは脚本、演出、

          ① これ青い鳥? 喰ってから考える