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いわきFC:ジュビロの層の厚さに敗れる!

 J2リーグ第28節、7月29日(土)、対ジュビロ磐田戦を、ほぼ満員(5,039名)のグリーンフィールドで観戦(いつもの観戦場所を確保できなかった)。結果は、0-1の敗戦、勝ち点31のまま18位に一歩後退した。この敗戦で、今期の0-1敗戦数が実に7つとなった。その内、後半残り15分以内の失点による敗戦が3(磐田戦が3つ目)。流石にJ2では、相手もレベルが高く、一瞬たりともスキを見せてはならないことを痛感した。
 失点のシーンは、後半40分、石田選手の惜しいシュートの後、ゴールキックからの展開だった。直前の交代で入った藤川選手のタイミングの良いパスを受けた右サイドバックの小川選手がフリーで上げたクロスが、ゴール前の混戦を作り出し、最後はこぼれ球を押し込まれてしまった。直前の磐田の交代で、(超俊敏な)金子、(鋭いドリブルの)古川選手が下がり、いやな選手たちが去って、ほっとしたところだったが、やはり、元J1チームは、層が厚かった。藤川選手は、東福岡出身で2015年の高校2冠の(同選手が2年生時)主力として活躍した選手で、一瞬のスキを見逃さずに、オーバーラップした小川選手を使い、フリーでゴール前へのクロス供給を可能にした。その後、いわきも永井選手を下田選手(「金子つぶし」で貢献)に代えて、最後の抵抗をするも、前回のような劇的同点弾(遠藤選手のヘッドで1∸1のドロー)は生まれなかった。
 第27節の大分戦では機能した3バックも、磐田相手では、得点を生み出すには至らなかった。人数をかけて前からのプレスで追い詰めるも、なかなかマイボールにはできず、プレスバックでカットしたボールが磐田側にこぼれるなど、やはり、危険回避やこぼれ球への反応の速さなどレベルの高さを痛感させられた。
 0-1で負けた7試合のうち、第6節の町田戦(後半42分)と第15節の秋田戦(後半35分)は、特に惜しい結果だった。また、前半0-0だったのは、第3節の山口戦(後半20分の失点)、第12節の長崎戦(後半27分)。前半失点は、第11節の栃木戦(開始2分)、第13節の甲府戦(前半39分)も、「緩さ」ゆえに起こった敗戦とみなすことができる。一流チームたるには、試合全体を通じた質の高さが必要だ。
 次節は、8月6日(日)、アウエーでVファーレン長崎戦(午後6時KO)。前回は、ホームで終始圧倒した(ように見えただけなのだろうか?)にもかかわらず、一瞬のスキを突かれて、現在得点数トップのファンマデルガド選手に決められた。この試合のスタッツ:ポゼッション、いわき53%、シュートいわきから見て26対5(枠内5対2)、コーナーキック19対1であった。決めきれないのは、運がないためなのか、練度の問題か。今回は、3か月後の成長ぶりを見せつけてほしい!
 
 
 
 
 
 
 
 

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