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ワン・イン・ザ・サン/スティーヴ・ゲインズ (‘88)
One in the Sun / Steve Gaines (‘88)
あの忌まわしい飛行機事故でこの世を去ったレーナード・スキナードのギタリスト、スティーヴ・ゲインズが生前にバンド仲間〜クロウダディのメンバーと一緒に録音した音源である。レコーディングはレオン・ラッセルのチャーチ・スタジオ(オクラホマ州)とキャプリコーン・スタジオ(ジョージア州)でおこなわれた。
スティーヴ・ゲインズはオクラホマ州マイアミで生まれ、10代の頃に観たビートルズがきっかけとなり、父親にギターを買ってもらった。その後、テネシー州メンフィスのサン・レコードで録音もおこなっている。
‘70年代のレーナード・スキナードには4人のギタリストが在籍したが、それぞれ違った個性を発揮していたが、個人的にはスティーヴ・ゲインズのギターが魅力的だった。’76年の「ワン・モア・フロム・ザ・ロード」の「T・フォー・テキサス」における、彼のスライドギターは豪快の一言に尽きる。
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ほとんどの曲はスティーヴ・ゲインズによるオリジナルであり、ギタリストのみならず、ソングライティングにも力を発揮していたことが伺える。
アルバム全体としては、やはりギタリストのアルバムという感じがするが、単に弾きまくり〜ではなく、アルバムとしての完成度も高い。
本作は’77年の没後、11年の月日を経てリリースされた。
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あの飛行機事故で、彼が一命を取り留めていたら、どんな未来になっていたのだろう?
そんな思いが交差する一枚である。
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