見出し画像

クレイジー・レッグス/ジェフ・ベック・アンド・ザ・ビッグ・タウン・プレイボーイズ (‘93)

Crazy Legs / Jeff Beck and the Big Town Playboys (‘93)
本作はジェフ・ベックのアルバムの中でも異色の一枚である。イギリスのベテランのロカビリーバンド〜ザ・ビッグ・タウン・プレイボーイズと一緒にジーン・ヴィンセント&ヒズ・ブルー・キャップスのギタリスト、クリフ・ギャラップのプレイを完全コピーしたアルバムである。

クリフ・ギャラップはジーン・ヴィンセント&ヒズ・ブルー・キャップスの初代ギタリストであり、エルヴィス・プレスリーのバンドのギタリスト、スコティ・ムーア同様、ファンには馴染み深いプレイヤーである。

ジェフ・ベックが少年時代に憧れたギタリストのプレイを完全コピーで演奏するという、純粋なギター少年のリスペクトが感じられる。ヤード・バーズのアルバムにも収録されている「ジェフズ・ブギー」に「メリーさんの羊」の一節があるのはご存知だと思うが、クリフ・ギャラップも「ブルー・ジーン・バップ」で「メリーさんの羊」を弾いている。

ブルー・ジーン・バップの1:47あたりが「メリーさんの羊」の一節。

エピック US盤
レーベル
ブックレット
ジーン・ヴィンセント&ヒズ・ブルー・キャップス(アナログ盤)

ジェフ・ベックのファンより、ロカビリーファンに受けそうなアルバムである。ジャケットも戦闘機のノーズアート風でカッコいい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?