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ハヴ・バンド・ウィル・トラヴェル/グラインダースウィッチ (‘81)

Have Band Will Travel / Grinderswitch (‘81)
何度か紹介させていただいた、オールマンズとも関係の深いバンド、グラインダースウィッチの事実上のラストアルバムを今回は紹介させていただこうかと。

グラインダースウィッチは、’74年にキャプリコーンからデビューし、その後はアトコへ移籍、’80年にオーリックから1枚、そして’81年にロボックスから本作を1枚リリースした。カントリー風味のツインリードが魅力の一つであったが、’77年の「レッドウィング」をリリース後に、ラリー・ハワード(ギター、ボーカル)が脱退、後任としてオースティン・ペティートが加入した。

メンバーチェンジによるものなのか、’80年代という時代なのか、サザンロックの持ち味である「まったり感」の雰囲気が変わったように感じる。AORっぽくもあり、普通のアメリカンロックっぽくもあるといった感じである。

ファーストアルバムから、ほぼ全てのアルバムを聴いてきたが、やはりスティーヴ・ミラー(キーボード)加入後〜ラリー・ハワード(ギター、ボーカル)脱退までの時期〜「メイコン・トラックス (‘75)」〜「レッド・ウィング (‘77)」が良い時代だと思う。

ロボックス US盤
裏ジャケット

‘00年代になって「アンフィニッシュド・ビジネス」というアルバムもリリースされているが、これは’78年頃にアトコで録音されたお蔵入り音源とのことである。

YouTubeの音源をどうぞ。Spotifyは該当なし。

‘00年代になってからもアルバムをリリースするなど、活動をしているようであるが、やはり’70年代のアルバムをオススメしたい。

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