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ルビー・スター&グレイ・ゴースト/ルビー・スター&グレイ・ゴースト (‘75)

Ruby Starr and Grey Ghost / Ruby Starr and Grey Ghost (‘75)
私が何年も探していたアルバムをついに入手した。それが今回 紹介させていただく、ルビー・スター&グレイ・ゴーストのセルフタイトルの本作であり、ルビー・スターのバンド名義の唯一のアルバムである。ちなみに邦題は「ルビー・スターと灰色おばけ」であった。

ルビー・スターはオハイオ州トリード出身のシンガーであり、’70年代半ばから後期にかけて活躍した。そのじゃじゃ馬のようなスタイルがトレードマークであり、彼女は本作を含め、3枚のアルバムをリリースしているが、いずれもCD化はされていない。

グレイ・ゴーストは彼女のツアーバンドであり、メンバーは4人であるが、パーソネルは記載されていない。ライブ映像などを見る限りでは、ギター、ベース、ドラム、キーボードというラインナップである。楽曲についても、全曲ルビー・スターを含め、バンドのメンバーで作られている。

サウンドはハードロック路線ではあるが、良くも悪くも「売れ線」の印象はないが、ライブ映像では、豪快なバンドサウンドに魅力を感じる。また、彼らはブラック・オーク・アーカンソーとも交流があり、’73年の「ハイ・オン・ザ・ホッグ」から’76年の「10イヤー・オーヴァーナイト・サクセス」までアルバムの制作に参加している。なお、ブラック・オーク・アーカンソーの代表曲「ジム・ダンディ」で「Go Jim Dandy, Go Jim Dandy!!」とシャウトしているのは彼女である。

キャピトル US盤
裏ジャケット
インナースリーブ
インナースリーブ裏

残念ながら彼女は45才という若さでこの世を去ったが、現在でも海外のSNSでは当時の写真やポスターなどが投稿され、人気のほどが窺える。

YouTubeの音源をどうぞ。

‘75年9月11日 サンフランシスコのウィンターランドでのライブ映像。

Spotifyには該当なし。

いつかは手に入れたいと思っていたアルバムであり、15年以上探していたが、今年になって中古店で見つけた。今後もCD化されないであろう一枚である。

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