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ジャーニー/阿川泰子 (‘80)

Journey / Yasuko Love-Bird (‘80)
ジャズ・ヴォーカルが広く浸透するきっかけになったアルバムである。スタンダードナンバーを当時のモダンなアレンジで収録し、彼女のちょっと舌たらずな声が、オヤジ連中を虜にした。

最初は女優として活動していたが、縁あってジャズ・ヴォーカリストに転身し、4作目になる本作でスタンダードナンバーをアレンジしたところ大ヒットとなった。収録曲も「センチメンタル・ジャーニー」「A列車で行こう」など、お馴染みの曲が並ぶ。さらにバックを務めるメンバーも、当時のフュージョン系のアーティストが名を連ねている。

ビクター 国内盤
裏ジャケット

あらためて聴くと、少し時代を感じる部分もあるが、演奏はさすがの域である。人恋しいこの時期にはピッタリの一枚であろう。

ライナーノーツ
ライナーノーツ裏

Spotifyのプレビューをどうぞ。

大ヒット作の宿命だが、中古盤の玉数は非常に多い。100円レコードの域であるが、100円で購入して聴くだけの価値はある。

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