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チャーリー・ダニエルズ/チャーリー・ダニエルズ (‘70)

Charlie Daniels / Charlie Daniels (‘70)
今回は、サザンロック、カントリーの大御所、チャーリー・ダニエルズのファーストソロアルバムを紹介させていただこうかと。彼はノースカロライナ州リーランドの出身で、‘50年代から活動を続け、今日までたくさんの録音に携わっているが、本作がソロ(チャーリー・ダニエルズ・バンドを含めて)のファーストアルバムである。リリースはキャピトル、この後はカーマ・スートラへ移籍し、一連のアルバムを制作する。

なんといってもジャケットの写真が若い。昨今のTV芸人のような出立ちである。この後はキャリアと共に貫禄もついてくるが、まだフレッシュな時期であろう。

サウンドはチャーリー・ダニエルズ・バンドとは違い、演奏の迫力には一歩譲る部分があるものの、チャーリー・ダニエルズ・バンドに見られる、展開の面白さの片鱗は窺える。あえてカテゴリー分けをすれば、カントリーロックになるのだろうが、そこはやはり南部臭さが漂う。コマンダー・コディほどロックンロールに寄っていないし、ロックな雰囲気は十分にある。

キャピトル US再発盤
裏ジャケット

‘79年にはカントリーのナンバー1ヒットとなった「悪魔はジョージアへ〜The Devil Went Down to Georgia」をリリースし、映画「アーバン・カウボーイ」や「コヨーテ・アグリー」でも使用された。ちなみにカラオケにも入っている。

YouTubeの音源をどうぞ。Spotifyには該当なし。

個人的には’70年代のチャーリー・ダニエルズ・バンド時代が大好きである。オールマンズと同じく、ツインリード、ツインドラムの6人編成で騒々しいサウンドの時期が豪快であるが、本作はその時期の到来を感じさせる雰囲気のある一枚かと思う。

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