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メイク・ザ・ワールド・ゴー・アウェイ/ハンク・コクラン (‘80)

Make the World Go Away / Hank Cochran (‘80)
今回はカントリーのアルバムを1枚紹介させていただこうかと思う。ハンク・コクランはミシシッピ州イゾラに生まれ、あまり裕福ではない環境で成長するうちに音楽を志し、20代の頃には、パッツィ・クライン、レイ・プライス、エディ・アーノルドらに曲を提供していた。

また、彼はロックンロールの貢献者でもある、エディ・コクランと共に「コクラン・ブラザーズ」という、血縁関係はない兄弟という設定で、数曲レコーディングをしている。かつてはシングル2枚しかリリースされていないという情報だったので、その4曲を血眼になって探した経験がある。

コクラン・ブラザーズは短命に終わったものの、それぞれがソロ活動をおこない、ロックンロールとカントリーというように道は分かれたが、実績を残していった。
しかし、’60年4月17日、ツアー中のイギリスで自動車事故によりエディ・コクランは帰らぬ人となってしまった。

ハンクはその後、自身の演奏よりも楽曲の提供で活躍し、’62年から’80年の間に7回カントリー・ミュージック・アワードに賞され、’14年にはカントリー・ミュージックの殿堂入りを果たした。

エレクトラ US盤
裏ジャケット

エディ・コクランのコンピレーション盤に、コクラン・ブラザーズ時代の曲が収録されていたため、何枚も購入した過去がある。

ビッグ・ビート フランス盤
ユナイテッド フランス盤
実は4曲以上の録音がされていた

A5、B5、B6、B8、D3はコクラン・ブラザーズの録音である。

ハンク・コクランの音源をYouTubeでどうぞ。

Spotifyのプレビューはこちら。

コクラン・ブラザーズの音源は発掘、整理され、近年になってアルバムとしてリリースされた。ロカビリーがカントリーと表裏一体だった真実の一枚。

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