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ザ・トラべリング・ウィルベリーズ・コレクション/トラべリング・ウィルベリーズ (‘07)
今回はレコードではなくCDの紹介をしようかと。正体を明かさない覆面(サングラス着用)バンド〜ウィルベリー姓の4人+従兄弟1人という設定。そんなトラヴべリング・ウィルベリーズのリマスター・コンピレーション。
覆面バンドといっても、メンバーはジェフ・リン、ボブ・ディラン、ジョージ・ハリスン、トム・ペティ、そしてロイ・オービソンの5人なのは明らかである。
彼らのファーストアルバム「ボリューム・ワン」がリリースされたのは’88年、その後、メンバーの一人、ロイ・オービソンの他界により、お蔵入りとなった次作が欠番となり、セカンドアルバム「Vol. 3」を90年にリリースした。
‘00年代になり、過去の2枚のアルバムにDVDを追加したボックスセットが’07年にリリースされた。DVDにはレコーディング風景やPVなどが収録され、私はこのDVD観たさに真っ先に輸入盤で購入した。DVDにはトム・ペティがC4コルベットでスタジオに登場するシーンがあり、’88年なのでエンジンはL98だなとかニヤっとする。
その他、写真集やステッカーやポストカードなども付属し、まさにコレクターアイテムだった。
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楽器提供はグレッチで、全員がグレッチを持ってバルコニーに並んでいる写真は圧巻。PVでは、チャーリー・T・ジュニア(トム・ペティ)がダンエレクトロのロングホーン・ベースを弾く姿も見ることができる。
以下はトラベリング・ウィルベリーズの「リカバード・トレジャー」と、’88年にほぼ同じメンバーで演奏されたライブ「ザ・シルバー・ウィルベリーズ」で、ともにブートレグである。
「リカバード・トレジャー」はアルバム収録曲のアウトテイクやミックス違いであるが、「ザ・シルバー・ウィルベリーズ」は’88年という時期こそ近いが、メンバーは少し異なり、メンバーはボブ・ディラン、ジョージ・ハリスン、ジョン・フォガティ、タジ・マハール、そしてなんとジェシ・エド・デイヴィスである。
曲はクラシックロックを演奏しているが、程よくリラックスした雰囲気が微笑ましい。
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この後まもなく、ジェシ・エド・デイヴィスが他界しており、裏ジャケットに追悼の意が表されている。
基本的にアナログレコードが好きだが、ないものや法外な価格のものは再発CDでも良いと考える。といっても再発CDも高価になってしまったものもある。
契約の関係上、覆面(サングラス着用)での登場や、短期間のか活動だったのは残念だが、まさにミュージシャンズ・ミュージシャンなバンドだった。
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