ゲット・レディ／ダレル・マンスフィールド・バンド (‘80)

Get Ready / Darrell Mansfield Band (‘80)
日本では馴染みがないカテゴリーの一つであるクリスチャンロックのアーティスト、ダレル・マンスフィールドのバンド名義のファーストアルバム。
クリスチャンロックとは、所謂キリストを讃える内容の楽曲を主に歌い、あるいは演奏するアーティストのカテゴリーである。ある意味ゴスペルと非常に近い関係と考えるのが分かりやすいと思う。実際、マヘリア・ジャクソンも生涯において俗世間の音楽は演らなかった。

ダレル・マンスフィールドは’70年代からボーカリスト、ハーピストとして多くのアルバムをリリースし、世界各国で実に30枚以上のアルバム制作に携わってきた経緯がある。サウンドは’80年代初頭という時代ではあるが、よくある’80年代ロックとは違い、同時期のアウトロウズや38スペシャルのような、ドライブ感のあるストレートな雰囲気を持っている。

ポリドール　US盤

裏ジャケット

YouTubeにライブ音源があったのでどうぞ。Spotifyは年代の違うアルバムだったので割愛。

ツインリードのハモリもカッコいいし、ノリも大きく豪快なサウンドである。純粋にいいバンドだと思う。アナログ盤を見つけたら即買いの一枚。