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しゃれた沈黙/レス・デューデック (‘77)

Say No More / Les Dudek (‘77)
オールマンズの「ブラザーズ&シスターズ」でディッキー・ベッツと共にツインギターの一端を担った、レス・デューデックのセカンドアルバムを紹介させていただこうかと。

レス・デューデックはロード・アイランド州で生まれ、フロリダで育ったギタリストで、オールマンズの「ブラザーズ&シシターズ」にギタリストとして参加したのは、若干20才の時である。どことなくデュアン・オールマン風の風貌と相まって、ディッキー・ベッツとのギタープレイにも違和感はなかったのが大方の意見だろう。

本作は’77年リリースのセカンドアルバムとなり、レコーディングメンバーには、ジェフ・ポーカロ、デヴィッド・ペイチら、TOTOのメンバーが参加している。時代的にもAORっぽいサウンドになっているが、ファンキーな曲やトロピカルっぽい曲など、バラエティに富んでいる。

CBS 国内盤
裏ジャケット

ただし、AORっぽいという評価も言い方を変えれば、この時代にリリースされた多くのアルバムとの違いが明確ではないとも言える。

ライナーノーツ
ライナーノーツ裏

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数年前にCD化もされたが、アナログレコードも中古店で見かけることもある。サザンロックな曲調をイメージすれば失敗する一枚だが、まさに「しゃれた」一枚とも言える。

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