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ノー・モア・ダーティ・ディールズ/ジョニー・ヴァン・ザント・バンド (‘80)
No More Dirty Deals / The Johnny Van Zant Band (‘80)
レーナード・スキナードのボーカリスト、故ロニー・ヴァン・ザントの一番下の弟であり、‘90年代のスキナード再結成時にリード・ボーカルを務めたジョニー・ヴァン・ザントのデビューアルバムが本作である。
リリースは’80年であり、この年はスキナードのメンバーは、ロッシントン・コリンズ・バンドで活動し、次兄のドニー率いる38スペシャルは、すでにA&Mに3枚のアルバムをリリースしていた。そしてジョニー・ヴァン・ザントが自身のバンドを率いての登場である。
メンバーは、ジョニー(ボーカル)、甥のロビー・モリス(ドラム)、ロビー・ゲイ(ギター)、エリック・ランドゥグレン(ギター)、ダニー・クラウスマン(ベース)の5人である。
アマチュアのクラブサーキット時代から、ソウルなどのブラックミュージックをレパートリーにしていたとのことであり、本作でもエディ・フロイドの「634−5789」が収録されている。時代的にも、38スペシャルや所謂「産業ロック」的な雰囲気は否めないが、ゲストでポール・バレア(リトル・フィート)、ボビー・ラカインド(ドゥービー・ブラザーズ)らが参加し、プロデュースはアル・クーパーとなっている。
かつてスキナードを世に放ったアル・クーパーが、その弟のバンドをプロデュースするのも何かの縁なのか。
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YouTubeの音源をどうぞ。Spotifyは該当なし。
なんだかんだ言っても、ヴァン・ザント一家の音楽なので、サザンロックでしょう的な一枚。スキナードの「ワン・モア・フロム・ザ・ロード」と比較するのが間違い。
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