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サザン・ロックのすべて/ヴァリアス・アーティスツ (‘77)、サザン・ロックのすべてⅡ/ヴァリアス・アーティスツ (‘78)
The South’s Greatest Hits / Various Artists (‘77)、The South’s Greatest Hits VolumeⅡ/ Various Artists (‘78)
キャプリコーン・レコードからリリースされた、サザンロックと呼ばれるアーティストのコンピレーション盤。’77年に第一弾、’78年に第二弾がリリースされた。
この時代のコンピレーション盤は、レコード会社の縛りがあるため、他のレコード会社に所属しているアーティストの音源をリリースできなかった。ところが、本作はキャプリコーン・レコード以外のアーティストが普通にコンパイルされている。
例えば、チャーリー・ダニエルズ・バンド(エピック)、アウトロウズ(アリスタ)、アトランタ・リズム・セクション(ポリドール)などなど。実際、’76年にカーター大統領の応援コンサートをキャプリコーン・レコードがバックアップしていたという事実もあるので、サザンロックの流れは予想以上に激しかったのかもしれない。
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意外なところでは、アメイジング・リズム・エイセスやドクター・ジョンも収録されている。
スパニッシュ・モスの垂れ下がる沼の辺りで、まったりしているサザンマンといったジャケットである。
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時代は一年進んで、シー・レヴェルやスティルウォーターも収録された。こちらは池に見立てたレコード盤で釣りをする少年と犬というレイドバックしたジャケットである。
ビックリするような曲は収録されていないが、収録アーティストのファミリー的というか、仲間意識のようなものが「サザンロック」だったのかもしれない。
キャプリコーン・レコードにはライブ・バージョンのみのコンピレーション盤もある。こちらはまたの機会に。
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