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映画:グリーンブック (‘18)

私は映画も好きで、主にDVDやネット配信を中心に、年間250作品を観たことがある。最近は少し少なくなったが、それでも150作品は観ている。

前回に続いて、今回は’18年の「グリーンブック」を紹介させていただこうかと。本作は’62年にジャズピアニストのドン・ドクター・シャーリーと、彼の運転手兼ボディガードだったトニー・ヴァレロンガのアメリカ南部への演奏旅行を元にした実話である。

ネタバレにならないように、DVDの解説を引用させていただく。
時は’62年、ニューヨークの一流ナイトクラブ、コパカバーナで用心棒を務めるトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は、ガサツで無学だが、腕っぷしとハッタリで家族や周囲に頼りにされていた。ある日、トニーは、黒人ピアニストの運転手としてスカウトされる。彼の名前はドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)、カーネギーホールを住処とし、ホワイトハウスでも演奏したほどの天才は、なぜか差別の色濃い南部での演奏ツアーを目論んでいた。二人は、「黒人用旅行ガイド=グリーンブック」を頼りに、出発するのだが…。

ニューヨークを出発し、中部〜南部へ。ジョージア州メイコン、テネシー州メンフィス、アーカンソー州リトルロック、ルイジアナ州バトンルージュ、ミシシッピ州テュペロ、ミシシッピ州ジャクソン、アラバマ州バーミングハムを周り、行動を共にするうちに、それまで接点のなかった二人に奇妙な信頼関係が生まれてくる。

国内初版
裏ジャケット
特典のグリーンブック
南部ツアーの一コマ
ニューヨークを出て、再び帰るまで

サザンロックのファンにはお馴染みの地名も多く出てくるし、人種差別の悪しき風習も見逃してはいけない。ドクター・シャーリーは黒人だが、トニーもイタリア系であり、肌の色は白いが、被差別側の人間である。

南部を舞台にした映画はたくさんあり、古くは「風と共に去りぬ」が有名だが、クリスティーナ・アギレラの「ムーラン・ルージュ」も南部が舞台となっている。機会があれば、他の映画も紹介させていただく予定である。

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