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10の誓い/マーシャル・タッカー・バンド (‘80)
Tenth / The Marshall Tucker Band (‘80)
マーシャル・タッカー・バンドがワーナーに移籍後の2作目のアルバムであり、トミー・コールドウェル(ベース)の遺作でもある。彼らはコールドウェル兄弟らが創設メンバーでもあり、バンドを牽引してきたという面から考えても、トミーの死がバンドに与えた影響は非常に大きかった。
実際、この後に失速し、トイ・コールドウェル(ギター)までがバンドを脱退するという状況に陥ってしまった。もちろん、残ったメンバーたちがバンドを立て直し、継続させているのは言うまでもない。
ちなみにサムネイルの画像は「台湾盤」である。20年以上前に中古店で発見、1,000円はしたと思うが、妙に気になり購入に至った。内容はワーナーと同じである。
彼らのアルバムは過去に何作かを紹介させていただいているが、基本的にはカントリー風味をメインにしつつも、ジャズやブルースといった音楽のフレイバーを十分に感じさせる。
サザンロックを聴き出した頃は、スキナードやオールマンズがメインであり、マーシャル・タッカー・バンドの牧歌的な雰囲気に馴染めない時期もあったが、いろいろなアルバムを聴くにつれ、彼らのサウンドもまた、ルーツミュージックに根差した音楽であると感じるようになった。
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こちらがワーナーUS盤。しかも$1.00である。
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どうやら台湾盤はUS盤のインナースリーブのデザインをそのままジャケットにしたようである。
YouTubeの音源をどうぞ。久しぶりに聴いたけど、やはりカッコいい。
Spotifyのプレビューはこちら。
メンバーそれぞれの個性もよく出ており、スキルも高いが故の安定感。ワーナー期も捨てがたい。
ちなみに本作はアメリカでもどこのレコード店でもバーゲンだった。
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