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ポケット・フル・オブ・クリプトナイト/スピン・ドクターズ (‘91)
Pocket Full of Kryptonite (‘91)
‘80年代後半にニューヨークで結成され、’90年にエピックと契約し、’91年に本作をファーストアルバムとしてリリースした。当初の人気は今ひとつであったが、地道なライブ活動で徐々に芽が出て、最終的にはUSチャート2位となった。時代的にもフィッシュ、ワイドスプレッド・パニックら、ジャムバンドとの共演も多く、これがアルバムセールスにつながった一因でもある。なお、初期にはジョン・ポッパー(ブルース・トラヴェラー)も在籍していた。
サウンドは今で言うミクスチャーロックで、レッド・ホット・チリ・ペッパーズが好きな方なら気にいると思う。その点から考えても、ファンクロックの路線をイメージするのだが、当初、国内でのキャッチコピーは「リトル・フィート再来」というようなものであった。私もそのキャッチコピーに騙された一人である。ミクスチャーロックという先入観なら問題はないが、リトル・フィートの再来は的外れもいいところである。
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現在でも活動を続けており、地道に息の長いバンドであると言える。リトル・フィートの一節がなければ、すんなり聴くこともできたのに、ディキシー・チキンやファットマンを勝手に想像したのが悪かったのだろうか。
ある意味、’90年代らしいサウンドであるが、残念ながらRHCPの陰に隠れた感は否めない。中古量販店でも安価で購入できる一枚である。
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