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【Tリーグ】 松下浩二さんへ感謝の意をお伝えしたい🏓

先週の卓球関連記事でトピックの一つとしてあげたできごと。

7月になったらいろいろと衝撃的な話が出てくるかもしれませんが、ないものをイチから新しく作り上げていくのはそれはもう至難のワザ。

今日はそんな松下浩二さんにたいする感謝の気持ちをファンレターのような形式で表現してみました。

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私は「T.T彩たま」を熱烈に応援しているファンのうちの一人です。

退任されるという報道を見聞きし、いてもたってもいられずメッセージを書かせていただきました。

20年以上前のお話でもう覚えていないと思いますが、2回目の全日本選手権のシングルス優勝を果たされた年、浩二さんが全日本選手権開催期間中の練習場所としてご指定・来訪されていた高校の卓球部員が私でした。

私たちの学校は直近に行われた県の団体戦で優勝した実績もあり、ハタからみたら決して弱い学校ではなかったと思いますが、中国人選手の練習パートナー相手に浩二さんがまるで次元の違うプレーを練習場で行っているのを拝見するにつけ、それはもう驚愕でしたし「このラリーは一体いつまで続くんだ!?」

練習に集中できず、思わず見とれてしまうほどの軌道を描いていました。

前年の全日本で宮崎(義仁)さんに敗れ、「プロとしてこれ以上の負けは許されない」と唯一のプロ選手として背水の陣でのぞまれたと思われる当時の浩二さん。そんな方に近寄ろうとした私たちは、コーチを通じて不躾なお願いをしました。

「カットが思うように切れず悩んでいる卓球部員がいる。よかったら見本をみせてくれないか?」

大会真っ只中の時期にプロに教えを請おうとする。しかも金銭も発生させずに。若気の至りといえばそれまででございますが、そんなずうずうしいお願いをした私たちに対して、浩二さんは嫌な顔一つ見せずに「わかりました」と応諾。

悩んでいた部員相手にフォアカットとバックカットのお手本を示して下さいました。そのときの誠実さが忘れられなかったし、私自身大人になるにつれて、そんな浩二さんの姿勢がいかに素晴らしいものだったのかを思い知らされ、いつの日か恩返しをさせていただきたい。

私がTリーグに興味を持ち始めた、そもそもの出発点はそこです。

T.T彩たまというチームだけでなく、そこで新しい仲間と出会えて出会いの輪がひろがったことに感謝を申し上げると同時に、彩たまだけでなくTリーグ全体の盛り上げに少しでも貢献できるよう、これからも情報を発信し続けたいと思います。

未曽有の思わぬ災害が発生したことにより、想定していた当初のプランが思うように発動できず、経営面で苦境に立たされていることは容易に想像できます。

おつかれのこととは思いますが、2000年世界選手権(ティモ・ボル戦)のような驚異的な粘りを発揮していただき、退任されたあともひきつづき卓球界で活躍し続けることを期待しております。

お疲れ様でした。



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