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海老澤剛の生い立ち90-『ヨガの喜び』②

前回はヨガの10段階目「歓喜法悦(プラサード)」をご紹介させていただきました。
他にもいろいろ興味深い内容がありました。

一つは沖正弘導師のヨガとの出会いが書かれていました。

8歳のときに、ビルマの独立の父オッタマ僧正が沖家に来られ、初めて「ヨガ」という言葉を聞きます。
その後、オッタマ僧正に紹介状を書いてもらい、インド独立の父ガンジーに会いに行き、ガンジーアシュラムでヨガの修行をされました。
沖導師がガンジー聖師から学ばれだことは、講演会で直接聞いたこともあります。
本に書かれたことで印象的だったのは、「人の真似をしてはならない」「原則は真似をしてもいいが、方法を真似をしてはならない」という言葉です。
表面的なやり方ではなく、原理原則を習得し、自分独自のやり方を見つけるという事なのだと思います。

「自分の座り方、立ち方、走り方、食べかた、自分である自分をどのように活かしたら1番能力を発揮するできるのか、自分の生命を1番喜んでくださるような自分の使いかた、身体の使いかた、心の養い方、生活の仕方というものを発見することが、すなわち安定されることであり、それがヨガなのだ。」
沖導師がガンジー聖師から引き継がれた本質がこのことだと思います。

『ヨガ入門』ではノナワラのヨガ研究所に未経験者として体験するように書かれていましたが、これは入門書としての設定で、実際には幼少期からヨガに興味を持ち、追求されていたことがわかりました。

ご興味ある方は、前回リンクを貼らせていただいたBluefairy chafuさんのnote記事もお読みください。

『ヨガの喜び』には、現在、有名にな言葉も書かれています。
例えば「断捨離」は当時ヨガ道場でも良く聞きました。
悪癖は断ち、捨てて、再び近づかないように遠くに離してしまうことと教えていただきました。
特に食事に関しては、断捨離の必要性を感じました。
やましたひでこさんが、部屋の片付けをきっかけに「断捨離」を愛をもってわかりやすく説かれ、コンマリさんたちが、さらに広めていかれました。

わたしが17歳のときなので、40年以上前に読んでいた本ですが、いろいろな思い出があります。
そして今読み返すことで、当時は理解できなかったことが新たに理解できます。
表紙のデザインが変わりましたが、今でも販売されヨガ愛好者に読まれている本です。

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