【読書OP#9】デジタル・トランスフォーメーションを民主化せよ
OpenAIとタッグを組み、今もっとも勢いのあるMicrosoft サティア・ナデラCEOが書いた論考。
雑誌の中の一つの記事なので、手短に読めるけど、重要な論点が整理されているから本当にオススメ!
組織でDXを進める上で必要な要素が説明され、活用できる内容になっています。
きっかけ
2年くらい前にVoicyパーソナリティーの荒木博行さんのBook Cafeで紹介されたDIAMONDハーバード・ビジネス・レビューのDX特集。
巷にDX関係の書籍が溢れている中で、DIAMONDハーバード・ビジネス・レビューにとっては初めてのDX特集らしい。
DXに携わる仕事をしている自分にとって、DXについて深く学べそうだから、読んでみることにしました。
学びのポイント3つ
データの民主化の実現
組織全体のデジタルケイパビリティを高めるためには、データとテクノロジーへのアクセスの民主化が必要現場主導のDX
現場の社員がデータを扱いイノベーションを推進できるよう、研修に力を入れることが重要リーダーの変革推進
リーダー層は変革を受け入れ、明確な戦略を示し、従業員にテクノロジーとデータの潜在力を理解させることが求められる。
感想
この本を読んで、DXを進めるには現場の社員がデータを活用してイノベーションを起こすことが重要だってことを改めて再認識した。データサイエンティストだけじゃ改革は進まない。
また、データとテクノロジーへのアクセスを民主化することが、組織全体のデジタルケイパビリティを高める鍵になるんだとか。最近話題のAIチャットボットを使えば、データの民主化がさらに加速しそうだよね。
トップのリーダーシップも大事で、変革を受け入れて明確な戦略を示し、従業員にテクノロジーとデータの可能性を理解してもらうことが求められる。
ただ、マイクロソフトというITの巨人だからこそ、データの統合やプラットフォームの構築がスムーズにいったのかもしれないなって思ったんだよね。他の会社だと、同じような改革を進めるには相当なハードルがありそう。
ただ、この記事に記載されたDXの基本的な考え方(特に、デジタル成熟度の5つの段階)は非常に参考になるし、自社に合ったやり方でアレンジしていけばいいと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?