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インスピレーションを大事に

最近、気づいたこと。

書店に並んでいる「ハーバード式、スタンフォード式○○健康法」とか、「医者100人が薦める××のやり方」とかあまり好きじゃないなーということ。

と言いながら・・買って読みますけどね笑

やっぱり気になるから。

でも何でしょう。科学的実証データに基づくと・・・という話を読むと、なるほど~とはなるんですけど、それで終わり、なんですよね。

あと内容も薄っぺらいものが多いですね。

科学的な証明は大事だと思ってますよ。

念のため。

ですが、一種の限界も感じるんですよね。

拡がり、創造性をもたらすものではない、とも感じています。

正確にいえば、そればっかりでは面白くない、というところでしょうか。

健康法についても、案外、昔から言われているようなことに納得できる話が多かったり、インスピレーションが得られることが多い気がします。

有名な本として思い出すのは松田道雄「育児の百科」でしょうか。

この本、読み返してみても、科学的な話というよりは育児をしている母親の気持ちに寄り添ったエピソードが満載ですね。

私も読んだことがあるのですが、こちらのエピソードから一つ持ってみました。

「ごはんを食べないと、母親はすぐ、何か病気でもあるのではないかとかんがえる。しかし、母親は子どものきげんをいちばんよく知っている人である。/子どもがごはんを食べなくても、子どものきげんがまえとかわらなかったら、心配することはない。/よその子の母親からうちの子はよく食べるときかされても、動揺してはならない。」

特に、根拠は示されていませんし、悪く言えば町医者の思い付き、と捉えられるかもしれません。しかしながら、未だに読まれ、多くの人に共感をよんでいます。

なぜでしょうか?

松田先生が小児科医として多くの母親の悩みに接して、その気持ちに寄り添ったものがそこに凝縮されているからではないでしょうか。

○○式健康法の本は、たぶん、10年後には書店の書棚からは消えていますよね。でも「育児の百科」は残っているでしょう。

科学的であることが人の気持ちを捉えるとは限らないのだと思います。

AIとかITなど言われる時代ですが、きっとそれらが私たちの生活すべてに取って替わることは出来ないのでしょうね。

今、古い本を好んで読んでいます。

フロイト、ユング、アドラーの心理学の三巨頭の本です。解説本ではなく、彼ら自身の書いた書籍で読んでいます。

アドラーはすでに一通り読みましたので、今はユングの集合的無意識、曼荼羅体験の話、神話などとの結びつきを読んでいます。

なんというか、オカルトの世界ではないか?と批判されるのは分かります。

ですが、何かロマンを感じさせるものであり、そこから得られる面白い話(例えば世界各地にみられる神話、昔話の共通性)は私の中にある何かを引き出してくれる気がします。

こうしたインスピレーションを得るという体験を大事にして日々過ごしたい。そう思った土日の休日でした。

明日からの5日間も土日で得られた「気づき」を胸に頑張ります。

今日はゴーヤの新メニューにも挑戦しました。これもインスピレーションで☺️


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