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「勇気づけ」と「愛」

相手への「勇気づけ」の心がけ

アドラー心理学では、「相手を尊重して共感する態度」を示すこと、とされています。

もう少し具体的に言いますと・・・

「話すときはひとりよがりな自分の主観に寄らず、相手の目で見て、耳で聴いて、心で感じとろうとするぐらいに、深く寄り添おうとすること」

これ自分の家族にも出来ていますか?

私は、まだまだ出来ていない時もあるかも、と思ってます。

きっと取引相手(仕事の相手)だったら、ちゃんと聞きますよね?

利害関係があるから、ではないですか?

家族だから聞かない、適当にやる、みたいなことありませんか?

私はあるかもしれないと思ってます。

ついつい、家族だからといって対応がおざなりになってしまう。

後回しにしていまうんですよね。ダメですね・・・。

ちなみに、この共感は、「偉い!」「大丈夫!」とか安易な声がけではない。

上から目線でほめることでもない。それはどこか相手を評価して、上から目線で見てしまうことになる。

そうではなく、あくまでも上下関係のない人と人の関係で。

こうした話をすると思いだすのはスウェーデンの教育。

「人は皆、同等の価値があり、平等であること。そして、お互いに連帯感を持つことが大切であること。これらの価値観は、授業にも学校の組織の中にも浸透していなければならない。」

これが基本らしいです。

基本的な価値観として相手を尊重する、協調するということが織り込まれていますね。

もちろん、スウェーデンも完ぺきな国家ではないですが、日本の今の状況と比べると・・・・と思ってしまいます。

ともあれ、子どもをついつい上下関係で見てしまうところ、そこは気を付けたいと思います。

そして相手を尊重するための心がけとしては当然、愛がないといけない。

「愛は、人間の実存という問題への、唯一の健全で満足のいく答えである。」

Love is the only sane and satisfactory answer to the problem of human existence.

「利己的な人間は他人を愛する能力がなく、また自分自身を愛することもできない。」

Selfish persons are incapable of loving others, but they are not capable of loving themselves either.

- Erich Fromm (エーリッヒ・フロム) -

フロム、新フロイト派の精神分析家でもあり、「自由からの逃走」の中でナチス・ドイツを支持した国民の心理を分析した社会心理学者でもある。

相手を尊重する、愛するからこそ、上下関係、支配被支配関係ではなく相手と付き合うことが出来る。

月曜日、皆さんもお疲れ様でした。今日は少しハードで疲れました~。




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