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【対人恐怖症】自己臭恐怖について

動画紹介

今日ご紹介する動画は、「【対人恐怖症】自己臭恐怖について」です。

「自分の臭いが気にって仕方ない」

あまりにこの悩みが強まりすぎると、対人恐怖症の一種である自己臭恐怖に当てはまるかもしれません。

自己臭恐怖のメカニズムや克服していくために大事なことが理解できると、明日からの行動が少し変わってくるのではないでしょうか。

明日から自分にできること、見つめ直してみませんか?

動画紹介(文字起こし全文掲載)

私の悲劇体験

今日は、自己臭恐怖についてお話します。

自己臭恐怖とは、対人恐怖症の一種です。

自分の臭い、例えばワキガかもしれないし、体臭や口臭かもしれないですが、これらのにおいがひどくて相手に不快な思いをさせているんじゃないかという恐怖ですね。

そうすると、臭わないように色んな努力をしていくわけです。

実は、対人恐怖やあがり症など、私も色々悩みましたけれど、私も自己臭恐怖に悩んだことがあります。

高校3年生の頃です。

あるとき、お風呂からあがってストレッチをしていたのですが、その瞬間に自分の足が臭ったんです。

それが、高校生の純粋な心をいたく傷つけましてね。それで、もう一度お風呂で洗ってから嗅いでみたんですが、やっぱり臭うと感じて、何回も洗いました。

その日から、よく洗うようになりましたね。

その後、学校に行ったら内履きを履くわけですが、内履きは大抵はゴムなどで作られているので、ちょっとした臭いがするのですが、それも臭うということで、自分の臭いがすごく気になり始めたわけです。

それで、お風呂に行って何度も洗う習慣ができて、何度も洗っていたのですが、夏場になると特に臭いがあるわけなので、しまいにはこの臭いを何とかしなきゃということで、パッと閃いたんですよ。

そういえば、スーパーで臭いを消すスプレーがあるなと思い出して、適当に買って、学校にこっそり持って行ったんです。

休み時間に誰もいないのを見計らって自分の靴にプシューとかけていたら、コツコツと歩いてくる音がしたので、慌てて靴を履いたまま教室に戻ったら、悲劇が起きたんです。

そのスプレーはフルーツの臭いだったのですが、それと靴自体の蒸れた臭いや、体臭やらがミックスされて、教室に入った瞬間に、隣の人たちがチラチラと私を見るんですね。

要するに、もうひどい臭いが漏れていて、隣の人からうちわでパタパタと仰がれたときは、ものすごく傷つきました。

そのようなことがあったのですが、いつしか忘れていきました。

幻想の病~ある女性の相談より

そのように、私はたまたま良くなりましたけれども、色々な方から相談を受けます。

ある方は、「ワキガがひどくて、なかなか治らなくて困っているんです」とご相談に来られました。

その方は、子どもの送り迎えをされている女性だったのですが、そこの職員の方が、鼻の近くに手を当てるのを見て、「やっぱり私のワキガが臭っているのかしら!」ということで、恥ずかしくてたまらなくなる。

そして、話を聞いていくと、なんとワキガの手術を何回もやっていたんです。

それで、私に聞くわけです。

「やっぱり、私、臭いますよね?」

私からすると、「いや、臭いませんけど」という答えになるのですが、「ほんとですか?」、「本当ですよ」とやり取りしました。

おそらくこの方は、このようなやり取りを、ご主人や言える人たちと何度も繰り返しては、やっぱり臭っているに違いないという感じで生きてきたのだと思います。

結論を言うと、幻想なんですね。

本当に臭っていて、悩んでいる人もいるのかもしれませんが、臭いに過度に囚われたときというのは幻想の病ですね。

臭っているに違いないという感じで、何度も洗うなどの努力をして、日常生活を失っていく。

健全な活動への力の注ぎ方が減っていって、自分の臭いとの闘いになってくる。

だけれども、この戦いの中にいる限りは、決して勝つことがない。

なぜなら、人は一定程度は臭うでしょうし、実際の臭いは確かめようがない。

人がどう思っているかも、自分の推測で膨らんでいくだけなので、分からないんですよ。

得体の知れない、証拠のないものとずっと戦い続けることで、自己臭に取り組み続けて、現実生活を失っていく。

これが対人恐怖の良くないところですね。

対人恐怖の行き着くところというのは、現実生活を見失って、なくなっていくんですよ。

現実生活——仕事をする、人と関わる、友達と遊ぶ、遊びを楽しむ、などが少なくなっていって、引きこもりがちの生活になっていく。

そうして、治らないままに、ずっとそのような対人恐怖の引きこもりの世界に巻き込まれていくんですね。

妄想から現実生活へ

だから、この幻想の世界、妄想の世界から、いかに現実生活に飛び込んで、現実生活を送れるようになるか、これが大事なのですね。

そのために大事なことは、人とつながること。

自分の悩みを分かってくれる人とつながること。

そして、臭いの悩みは置いておいて、とにかく社会生活を増やしていくこと。

自己臭の悩みには、ノータッチでいいんです。

悩んで、そこにフォーカスを当てれば当てるほど、かえって臭いを気にする思考になるので、そこのブロックをいかに外して、健全な行動を増やしていくか。

結局、あがり症や対人恐怖は、仕組みは同じなんです。

たまたま、臭いになっただけ。

たまたま、赤面になっただけ、書痙になっただけ、という風に、そもそもの仕組みは同じなんです。

結局、症状を治すことに答えはないんです。

症状をなくそうとすることには答えはない。

薬や対症療法に答えはない。

生き方を改善するんです。

生き方の歪みが、結果として、「これさえなければ・・・!」という思考を生み出して、健全な行動を見ないようになる。

ある意味、健全な行動を避けるために、傍らの悩みに取り組み続けていく。

これが、あがり症や対人恐怖の、自分についた嘘。

人生の嘘ですね。

本当の自分を生きていく。

本当に自分にとって大切なこと、そこを生きていく。

それが、対人恐怖、自己臭恐怖の治し方です。

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